「世界にひとつだけの花」を聞いて涙する心情が0.1ナノメートルも理解できない件



どうも。

「夢がMORIMORI」のキックベースコーナーに触発されて、自分もやったら見事に足を捻挫した黒歴史を持つMASUDAです。

今更ですが、SMAP、解散しちゃいましたね。
ここに至るまでのゴタゴタを見るにつけ、芸能人といってもなんか我々社畜と大して変わらないじゃん・・・と妙に同情してしまいます。

そんなSMAPですが、過去には大ヒットした曲もいっぱい出してましたね。

特に「世界にひとつだけの花」はミリオンセラーどころか、200万枚くらい売れたダブルミリオンだったそうです。
(しかし、この「ミリオンセラー」もすっかり死語ですな。」

この歌、今でもカラオケで歌う人が多いですね。

ナンバーワンにならなくてもいい

もともと特別なオンリーワン

っていうところがツボのようで、ジャニーズファンでなくても感動して泣いちゃう人もいるとか。

・・・んー、どうなんでしょう(長嶋監督風に)。

別にキックベースのことを根に持っているわけではないのですが、どうもその心情がよくわからんというか、それってけっこう危ない思想だと思うんですけどねえ。

「世界にひとつだけの花」は、格差社会肯定のテーマだ!

一見すると人畜無害なあの歌にこめられているメッセージについてはよーく考えてみる必要があります。

ちょっと回り道になりますが、時代背景もセットにするとなおよくわかるかと。

日本で中流崩壊・格差社会だと言われはじめたのがちょうど2000年前後あたりです。
主に所得面で、大多数が均質だと思われていた日本の社会がちょうど

「一億総中流と信じてきたが、どうもそうではないらしい」

と気づき始めたころです。

思えば

  • 「パラサイトシングル」
  • 「ワーキングプア」
  • 「ニート」
  • 「勝ち組・負け組」

と言った言葉が出始めたのも同時期です。

徐々に「もしかしたら自分は、人より恵まれてないのかもしれない」という意識が人々に芽生え始めていたんですね。

もともと、日本人は「他人との比較大好き」なんだけど「他人より劣るのがイヤ」という謎な習性を持っています。

そこへこの格差社会論がやってくるとどうなるか。

面白いことに、格差社会論はこの両方を同時に、かつ激しく刺激します。

結果何が起きたかというと、前者は「○○格差」ブームを生み、それはやがて「○活」へと繋がっていきます。

ほんの一例ですが、「夫婦格差社会」という本が出てから婚活ブームがやってきたのは偶然ではないでしょう。

他方、「他人より劣るのがイヤ」という心情はどうなったか。

イヤだろうが何だろうが、あるものはあります。するとどうなるかというと、

せや!みんな1番にしたろ!

という考え方に傾くわけです。
よくありますよね。徒競走でみんな手をつないでゴール、とか。

そこにぴったりはまったのが、「世界にひとつだけの花」だった、と言ったら言い過ぎでしょうか。

それの何が悪いのか?

他人との違いをこれでもかと見せつけられたら、自分が相対的に不幸せなのかも・・と不安になるのはよくわかるし、それでもいいじゃん!と開き直りたくのも人情なのでしょう。

が、それって結局、格差社会を黙示的に肯定しちゃってるのと同じことですよね。

私は年収200万で正社員にもこの○年ずっとなれないけど、それでもいいんだ!
・・・って、一生そのままでいいんでしょうか?

誤解がないよう言っておくと、年収200万の人がいたとして、その人個人の資質や生き方そのものを批判しているわけでは全くないです。

ではなくて、そうやって思考停止して、本当はどうなりたいのか、そのために何をすればいいのかもちゃんと考えないようになっちゃうのはまずいんじゃない?ってことなんです。

もっと言うと、みんながみんなそんな感じだと、ちょっと目端が利いた人においしいところを全部持ってかれちゃいますよ?

それでもいいんでしょうか。

ちゃんとゲームのルールを理解して望まないと、今の日本社会では自分が割を食います。

逆に、有利なポジションにいる人たちからすれば、「ナンバーワンよりオンリーワン」とか暢気にのたまう連中が多ければ多いほど助かります。

子どもにもはびこるこの危険思想

たちが悪いのが、その手の思想が多分に教育にも持ち込まれていることです。

先ほどちょっと運動会の例を挙げましたが、「ナンバーワンよりオンリーワン」思想が過度に持ち込まれると、格差は縮小するどころか増大の一途をたどると危惧します。

さっきも言いましたが、格差はどうしたってありますし、あるものはあるとしか言えないのです。

そこは正面切って立ち向かうしかないし、競争すべきときはするほうがよっぽど健全なはず。

そんな大事なことに目をつぶらせるのが子どもの成長にとっていいわけがありません。

そうしたことを分かっている親のもとに生まれた子どもたちは、競争で勝つための道具やトレーニングをふんだんに与えられてますよ。

一方で、それに気づかない子どもたちは、見せ掛けの平等というぬるま湯につかって、気づいたらブラック企業送り。

で、そこで今度は「置かれた場所で咲きなさい」とか言われるんでしょうね。

いやそれ、和訳すると

「お前はもう、死んでいる」

じゃないの?と思いますが。

最後に

奇しくも、SMAPがグループとして最後に歌ったのがこの「世界にひとつだけの花」でした。

おそらく、それぞれ自分の魅力を最大限に活かしてこれからもがんばろう!と言いたかった、あるいは言わせたかったのでしょうが、当のメンバーの心中やいかばかりであったでしょうか。

もう、SMAPはみんなで手をつないで一緒にゴール、なんてできないんですけどね・・・。

とはいえ、機会があれば是非いちどメンバーの皆さんと森口博子でも呼んで、一緒にいい年こいてキックベースでもやってみたいもんです。

あ、捻挫には注意ね。

今日は以上です。最後までお読みいただきどうもありがとうございました!










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