得意なことを仕事で活かしたい就活生が、口が裂けても面接でそう言ってはいけない理由



皆さんこんにちは。

就活では、英語でもITでもボランティア経験でもいいですが、何か

私はコレに自信があるので、御社で活躍できると思います!」

って言えるネタがあると有利、っていいますよね。

 

そういうものをなんとか身につけようとして日々資格取得や学外活動に血道をあげている人、あなたの周りにいたりしませんか?

もしかしたらあなた自身がそうかもしれませんね。

就活はワラをもつかみたくなる精神状態ですから、その気持ちは痛いほどよくわかります。

昔の私もそうでした。一生懸命TOEICとか受けたなあ・・・。

 

ですが、会社に入って採用活動のお手伝いをしたり、OB訪問をたくさん受けるようになって、私はふと気づきました。

実はそれ、はっきり言って勘違いもはなはだしいんです。

今日はそんな、就活生が陥ちがちなワナの話です。

 

就活の面接で得意なことを前面に押し出す、残念な学生の例

典型的なダメ学生の話からいきましょう。

学生
「私は大学時代、アメリカに1年留学して英語を身につけました。御社のような商社であれば、私の強みを活かせると思います!」

とかいう人、よくいます。

はい。お祈りフラグ立ちまくりですね。

なぜか。

この人はそもそも、自分の「強み」の活かし方を1ナノメートルも理解していないからです。

 

商社はたしかに、グローバルでビジネスを展開しています。20代で海外勤務も当たり前ですね。

当然、求められる英語力もそれなりに必要。

 

そんなの、当の商社が一番よくわかっていて、英語のできる人なんて腐るほどいます。

そこへもってきて自己PRで「英語ができます」って、聞いている側からすると正直アホかと思うわけです。

 

せっかくの強みを、何が悲しくてわざわざ一番目立たなそうなところで使おうとするんでしょう?

その強みを活かしたいのであれば、商社じゃなくて日本でのビジネスが多い会社の面接で言うべきことです。

 

就活はほかの学生といかに差別化するかが勝負ですよ?

なのにアジやマグロやイワシやブリがわんさかいるところに行って、

「ボク、サンマです」

って言ってどうするんですか。

 

こういうのを聞いた瞬間、

「ああー。この人は自分で自分のことをわかってないなあ・・。お祈り。」ってなります。

 

会社はそもそも、学生の「得意」なんてこれっぽっちも信じてない

会社は(一応)プロの集まりです。さすがにそれは認めざるを得ませんよね。

そんなプロが、あなたの得意なことを訊いてくる・・・。

その段階で「これはなんかある」と思ったほうがいいです。

 

まずもって、学生がいう「得意なこと」で、商業ベースに乗ることなんてはたしてどれくらいあるでしょうか?

もしそんなレベルで得意なら、はっきり言って自分で商売したほうが早いですよね。

会社からすると、それがムリだからうちに面接に来てんだろ、って思います。

したがって、そこをちゃんと忖度しないとこれまた「お祈り」コースまっしぐら。

 

一番やっちゃいけないのが、その会社の本業になっていることを「得意」って言ってしまうパターンです。

銀行の面接にいって、「FP技能士1級です」とか口走っちゃうやつね。

 

これを言った瞬間、面接官はとたんに界王拳10倍で質問してきます。

こうなったら最後、とことん追い詰められますので覚悟してください。

相手のプライドだけはいじっちゃダメ、絶対です。

これも先ほどと同じように、言いたいならFP技能士1級の価値を本当の意味で理解していなさそうな会社で言うことです。

 

また、もし仮にビジネスになるレベルだったとしたら、それはぜひ本当にビジネスにしてしまって、その実績をもってアピールすればいい。

その過程でいろいろ学ぶでしょうし、それがあなたの魅力をアップするからです。

 

じゃあ、得意なことを訊かれたら、何て答えればいいのか?

つい、得意なことを訊かれると、みんなこれでもかとアピールしたくなっちゃいますよね。

ここではまらないようにしながら、かつちゃんと得意をアピールするにはどうすればいいのでしょうか。

先ほども述べたとおり、会社はあなたの「得意」が商業ベースに乗るとはこれっぽっちも思ってないですし、それ自体で差別化しようとするのは愚の骨頂です。

正解は

「あなたがそれを得意になった『過程』にフォーカスして話す」

ということです。

英語が得意になったのなら、それまでのストーリーや苦労話を中心に語ること。その過程であなたの個性が出てきます。

ぜひそっちの話にもっていきましょう。

それこそが何よりの差別化要因ですし、結果として内定をとって「好きなことを仕事にする」ことにつながります。

 

まとめ

急がば回れ、ではないですが、得意なことがあればあるほど、その見せ方には要注意。

ポイントは

  • あなたの得意なことは、それが差別化要素となる会社を選んで話す
  • 商業ベースに乗らない限り、得意なことはそのまま話してはいけない
  • 得意なことを本命の会社で訊かれてしまったら、得意になった過程にフォーカスする
 

ということ。

この記事が就活中の皆さんのお役に立てば幸いです。

本日は以上です。最後までお読みいただきどうもありがとうございました!










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