どうも。実は社畜のことが好きなんじゃないかと自分のことを疑い始めたMASUDAです。
憎しみと愛情は紙一重って言いますからね。
第1回の記事でも書いたとおり、社畜が世の中から一人もいなくなると、それはそれで困ってしまうのですが、きっとそれはないなという気がしています。
世の中、会社を辞めて自由になろう!とかいう言説は本ブログに限らずしこたまありますし、脱サラという単語はおそらく50年くらいの歴史のある言葉です。
にも関わらず、きっと100人中99.75人くらいはずーっと社畜を続けています。
これっていったい何なのでしょう?すごい不思議ですし、興味があります。
本日はこの「どれだけ呼べど叫べど、一向に社畜が減らない現象」について考察してみたいと思います。
社畜が減らない理由
その1:リスク回避傾向
古典的な話ですが、人間はどちらかというとリスクを回避したがる(損したくない)と思う生き物です。
せっかく就職までしたんだし、会社を辞めて不安定な生活はしたくない・・・とか、
もし会社を辞めて、食っていけなくなったらどうしよう・・・とか、
周りの人から変な目で見られたらどうしよう・・・とか。
この手のことをどうしても思ってしまうものですね。
けど冷静に考えてみれば、社畜生活自体に内在するリスクだって相当多いのです。
例えば
・今の会社がつぶれてしまうリスク
・自分が体を壊して結局働けなるリスク
・他の場所でも通用するスキルを身につけられないリスク
・もっと条件のいいところに移るチャンスを逃してしまうリスク
などなど。歳を重ねれば重ねるほど、こうしたリスクは顕在化してきます。
にも関わらず、
会社がつぶれたらどうしよう・・・とか
このまま働いていて、体を壊して働けなくなったらどうしよう・・・とか
自分はこのままどんどんつぶしの効かない人材になっていくのでは・・・とか
今転職しないと、一生給料が上がらないのでは・・・とか
むしろこういったことを心配しない人が圧倒的に多いのはホント不思議でしょうがないです。
その2:自由からの逃走
会社辞めたい!と言いながらずっとそのままズルズルきている、というのはありがちな話です。
たぶん今この瞬間、日本中で2000万人くらいいるのではないでしょうか。
その裏にはきっと「自由になったらなったで、何していいかわからない」という気持ちがあるのだと思います。
もっと言うと、単に自分で自分の進む道を決め、責任を引き受けるのが恐いということ。
いろんなことを会社のせいにして、ワンカップ片手にぶつくさ愚痴だけ言っていれば自分は責められないし、被害者面できるから、まあ楽っちゃ楽ですもんね。
おかげで、今日も居酒屋は大賑わいです。
もし居酒屋にいるサラリーマンの会話をすべて録音してテキストデータにしたら、90%は会社生活の文句でしょう。
で、その発言者が1年後どうなったか、何か解決したかという追跡調査をしてみたら面白いと思います。
きっと何も変わってないはず。下手すりゃ1年後も同じ席で同じこと言ってたりしてね。
その一方で、時間という貴重な資源を順調に減らしてしまっているのですが。
自由から逃げるのはたしかに楽ですが、逃げた分は確実にいつか自分に跳ね返ってきます。
またこの例で恐縮ですが、テクノロジーの発達で好むと好まざるとに関わらず、労働から「解放されてしまった」らどうするのでしょうか?
その3:見栄・執着
実はこれが一番大きいのでないでしょうか。
なまじある程度世間的に名のしれた会社に入ってしまうと、そこから得られるベネフィットには抗いがたいものがあります。
卑近な例で恐縮ですが、合コンで「電通の~」とか「三菱商事の~」とか言えたらカッコイイですもんね。
ただ、問題はその特許料がえらく高くついているということ。文字通り最終的には命すら取られかねません。
それでも、一旦手にいれたものにはしがみつきたくなっちゃうもんですかねえ。
ちなみにこの傾向は年齢と役職が上がるにつれ顕著になっていきます。
あなたの会社にもいませんか?いわゆる「老害」になっている人たち。
もはや会社に貢献する部分はあまりないのに、会社からもらえるベネフィットだけはしっかりもらおうという、なんともみっともないマインドのおっさんの顔がいっぱい思い浮かびます。おえー。
そして、こういう人たちはむしろ積極的に会社にいようとします。おっさんが会社大好きで残業したがるのはそういう理由からです。
そこしか居場所ないし、外は冷たいので、同じ境遇の人を探して固まるんですね。
冬場のテントウムシみたい。
さむいよー
一歩抜け出すためには
そういうお前も社畜だろう、と言われたらまあたしかにそうです。
が、少なくとも私はもうこの生活辞めることは決めていて、動き出してますよ。
その手段と進捗についてはおいおいこのブログでも明らかにしていきたいと思います。
「紅蓮の弓矢」じゃありませんが、たしかに
何かを変えたければ何かを捨てなきゃいけないし、リスクを背負うことなく何かが叶うこともない
のだと思います。
あ、そうそう。
もし会社があなたに無理を強いているのであれば、明らかに悪いのは会社です。
そこを無視してすべてを個人の責任の帰すつもりはありませんので念のため。
むしろそういう人こそ、一秒でも早くその場を離れるべきだと思いますし、このブログを読んでいただき、
「意外と大丈夫かも」「やり方はあるかも」
と思ってもらえたら何よりです。
本日は以上です。最後までお読みいただきどうもありがとうございました!
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