みなさんこんにちは。
それは2月5日のことでした。
当初、パラマウントから配給されると言われていたクローバーフィールドの続編。
しかしわれわれの期待はまったく予想だにしない形で裏切られたのです。
スーパーボウルのCMに突如現れたこのトレーラーに、全世界の「クローバーフィールド」ファンは度肝を抜かれました。
しかも放送元はNetflix。
待望のクローバーフィールド続編、Cloverfield Paradoxは、パラマウントから放映権を買い取ったNetflixがサプライズ放映するというスタートとなりました。
この下にネタバレあり!!見たくない方は飛ばしてくださいね!
◇目次
クローバーフィールド・パラドックスのあらすじとネタバレ
あらすじ
結論から言うと、あらすじは事前に伝わっていたゴッド・パーティクルの情報とほぼ同じでした。
未来の地球。エネルギー不足が深刻化し、各国は自国の資源を確保しようと一触即発の状態に陥っていた。
この事態を打開するため、宇宙ステーションでは無尽蔵のエネルギーを取り出すことのできる「シェパード」という装置の実験が行われていたが、成果のないまま2年ほどが経過。
クルーの焦りは極限に達していたある日、ついにシェパードが稼働。
実験は成功したかに見えた。しかし、実験の衝撃により宇宙ステーションはどこかに飛ばされてしまう。
驚いたクルーが外を見ると、先ほどまであった地球がなくなっていた・・・。
ネタバレ
念のため再度注意喚起ですが、ここから本格的なネタバレです。
宇宙ステーションが吹っ飛んだ先は、実はパラレルワールドでした。
地球がなくなったわけではなかったのです。
事前にある科学者が予言していたとおり、あまりに膨大なエネルギーを解き放ってしまったことにより次元のゆがみが生じ、そこに飲み込まれてしまったというわけです。
しかも、ねじれてしまった次元が整合性を無理やり保とうとするためなのか、人間の理解を超えた事態が次々に起こってしまいます。
それが、クルーの遭遇する超常現象の数々。
死者が続出する中、何とか生き残ったクルーは、最後に「シェパード」を再起動してもとの時空に戻ろうとします。
しかし、これが更なる悪夢の始まりでした。
時空のゆがみがもたらす影響により別の次元からやってきた怪獣が、すでに疲弊した地球を席巻してしまうことになったのです。
物語の最後、生き残ったクルーの乗った脱出ポッドが宇宙ステーションを離れ、空から落ちてきます。
その直後、雲を切り裂くように現れた、見覚えのある「あの怪獣」によく似た巨大なモンスターの咆哮で物語は終わるのでした。
クローバーフィールドの次回作はどうなるのか?
予想以上のサプライズで、また我々の想像の斜め上を行ったJ.J.エイブラムス。
このマーケティング手法にはぐうの音も出ませんね・・・。
映画といっておいて映画じゃないとか、ありえないでしょ。。。
Twitterもお祭り騒ぎです。
今年のスーパーボウル、映画界最大のサプライズは「クローバーフィールド パラドックス」がスーパーボウル後すぐにNETFLIXで配信してしまったこと。
とうとう、時代もここまで来ましたよ!とんでもねぇサプライズだった…https://t.co/HYxdSqQkuK#CloverfieldParadox #SuperBowl pic.twitter.com/nbKxXb74kH— O.T. (@shinmovie20503) 2018年2月5日
帰宅後はThe Cloverfield Paradoxを…。長い夜になりそうだ…。
— 風空桜花 (@hdya_aydh) 2018年2月5日
忘れてはいけないのは、別記事でもお伝えのとおり、クローバーフィールドシリーズの映画がもう一本後ろに控えているということです。
タイトルは「オーバーロード」でした。
時代はかなりさかのぼって、第二次世界大戦中。ノルマンディー上陸作戦の前夜です。
ナチスドイツの陣地奥深くに潜入したアメリカの空挺部隊が、予想外の敵と対峙する・・・というものですが、これが一体どうこれまでの3作とつながっていくのでしょうか?
ちょっとよくわからんですよね。
ですので、これまでの情報を踏まえつつ、少し推理してみました。
クローバーフィールドの展開と、世界観を考察!
今回、クローバーフィールド・パラドックスで明らかになったのは、シェパード実験による時空のゆがみが、別の次元の扉を開いてしまい、そこからあの怪獣がわれわれの世界に解き放たれてしまった、ということです。
これがすべてのベースになるのですが、まだ謎が解けていないことはたくさんありますよね。例えば、
・「10クローバーフィールド・レーン」では宇宙人が出てきたが、怪獣は出てこなかった。それはなぜなのか?
・「クローバーフィールド」で最後に海に落ちた物体と、「クローバーフィールド・パラドックス」の脱出ポッドは同じものなのか?だとすると時系列が合わないのでは?
・「クローバーフィールド」の怪獣は、タグルアトが海底掘削で掘り当ててしまったのではなかったか?だとすると「クローバーフィールド・パラドックスと」矛盾するが?
・「クローバーフィールド」では、怪獣は一応倒せたことになっているのではないか?でないとそもそもあの映像が米軍の管理下にある説明がつかないのでは?
これらについて、今回の映画で分かった事実をもとに僭越ながら以下の予想を立ててみました。
(みなさんもすでに同じことを予想してたらすみません)
・異次元から怪獣がやってくる、というパラレルワールドと、宇宙人の侵攻を受けるパラレルワールドが別個に存在する。
・怪獣が出現したパラレルワールドには、さらに撃退に成功するパターンと失敗するパターンが存在する。
・宇宙人の侵攻が起きるパラレルワールドには、第二次大戦前に侵攻が始まるパターンと、現代に起きるパターンがある。
こう考えると、クローバーフィールドの作品世界には、
①怪獣が来るパラレルワールドのうち、
・撃退に成功⇒クローバーフィールド
・撃退に失敗⇒クローバーフィールド・パラドックス
②宇宙人が来るパラレルワールドのうち、
第二次大戦中に侵攻⇒オーバーロード
現代に侵攻⇒10クローバーフィールド・レーン
という分岐が生じているのではないでしょうか。
これらはすべて、時代的には一番後であるクローバーフィールド・パラドックスの時代に起きた、シェパード実験がもたらした時空のゆがみが原因です。
ある意味、未来と過去がつながってごちゃまぜになってしまっているのも、「パラドックス」という名前の理由なのではないでしょうか。
※そもそも、時空のゆがみ、というのは時間と空間それぞれに作用するものでしょうから、であれば出来事の時系列や影響がまちまちでもおかしくはないわけです。
最後に
個人的には、すべてのカギを握るのがクローバーフィールドのロブが撮ったビデオテープだった、となってくれると面白いのですけどねえ。
クローバーフィールドには他にも、怪獣が一匹だけなのか複数なのかや、タグルアトという会社の成り立ちや怪獣との関係など多くの謎が埋まったままです。
それを解けるのは、あの映像以外にないはず。
せっかくですので一度過去2作も総復習しておきたいところです。U-Nextだと31日間無料トライアルなので、2作とも実質無料で見られますね。
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オーバーロードで終わることなく、最初のストーリーである「クローバーフィールド」の世界をきっちり完結させる意味でも、第5作以降の発表に大いに期待したいところです。
頼むぜJJ!
本日は以上です。最後までお読みいただきどうもありがとうございました!
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