今時、持っていない人のほうが珍しいスマホ。
ですが、世の中にはスマホの契約ができなくて困っている人は意外と多いのです。
この記事では、もし不幸にしてスマホの契約を断られてしまう原因や、そうなってしまったときの解決策をお示ししたいと思います。
もし、あなたが今何らかの事情でスマホの契約ができなくなっているなら、ぜひ最後まで目を通してみてください。
◇目次
スマホの契約で知っておきたい「契約審査」と「分割審査」の違い
まず、スマホを契約する際に審査で断られるのには大きく分けて
- 「契約審査」に落ちたので断られる
- 「分割審査」に落ちたので断られる
という2つのパターンが考えられます。
原因と対処方法が異なりますので、順にみていきましょう。
スマホの「契約審査」とは
最初の「契約審査」ですが、これはカンタンに言うと
「この人はちゃんと携帯料金を払ってくれるか?」
というのを見る審査。
実は、スマホやタブレットを含めた携帯端末の未払い・滞納情報はTCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)という組織に加盟しているキャリア間で共有されているのです。
ですので、たとえばauで未払いがあった人がSoftbankに乗り換えようと思っても、au時代の未払いを理由にうまくいかなかったりすることがあるんですね。
こうした携帯電話料金の未払いや滞納情報のことを通称「携帯ブラックリスト」と呼ぶそうです。
ただ、TCAで共有されているブラックリスト情報はキャリアに未払い分を納めれば消してくれるので、それほど心配は要りません。
まずは未払いとなっている電話代があればきちんと払いましょう。
スマホの「分割審査」とは
もうひとつの「分割審査」ですが、これはローンの審査と同じようなものと思ってもらえれば分かりやすいでしょう。
最近のスマホ端末は高価で、本体だけで10万円を下らないものも多いですよね。
一括で買えるお金を持っている人はあまりいないので、通常は分割払いとなるでしょう。
その際にこの「分割審査」が行われます。
この分割審査はいわゆるクレジットカードやローン、キャッシングなどの滞納や未払いに関する情報も対象となります。
そういった情報はCICなどの専門の信用情報機関が取り扱っています。
ちなみに、ローンやクレジットカードなどの未払い・遅延情報などのことを「異動情報」あるいは「事故情報」といいます。※便宜上、ここからはまとめて「事故情報等」と呼びます。
具体的には、
・3か月以上の支払い遅延
・自己破産や任意整理などの債務整理
・保証会社などによる代位弁済
などが「事故情報等」にあたります。
支払い遅延の該当範囲は意外と広くて、消費者金融だけでなく奨学金の遅延なども該当するので要注意。
「事故情報等」に該当すると何が問題かというと、先ほどのTCAが保有する「携帯ブラックリスト」と違って、完済しても情報が一定期間残り続けること。
信用機関や内容によっても異なりますが、たとえばCICであれば延滞に関する情報は5年間記録が抹消されません。
こうなってしまうと携帯電話の審査には不利に働く可能性が高いと言えます。
CICに自分の信用情報を問い合わせできますので、気になる人はCICのHPを見てみましょう。
⇒https://www.cic.co.jp/
最も厄介なのは、「総合的な理由」で審査落ちするケース
もし、スマホの契約を申し込んだ際にはっきりと「他社での未納が原因」と言われたり、調べた結果CICの履歴に問題があると分かる場合はまだ対処の仕方は明確です。
未納があれば払えばいいし、分割払いができないのであれば中古のSIMフリースマホを安く購入するか、今持っているものを使うという手もありますからね。
ですが、厄介なのは原因がはっきりと分からない場合や、申し込んだキャリアから「総合的な理由でお断りさせていただきます」と言われるケース。
こうなってしまうと、料金の未納以上の原因が存在している可能性があります。
どうしても審査に通らない人が、それでもスマホを持つ方法は?
それでは、未納分を払ったり、端末を自分で用意しても審査に通らない人は、しばらくスマホはあきらめたほうがいいのでしょうか?
そんなことはありません。
奥の手として、「自分以外の名義で契約する」という方法があります。
そうは言っても、さすがに自分の親兄弟に頼むのは気がひけますよね。
審査が通らないから自分の代わりに契約してほしい、なんて恥ずかしくて言えない・・・
という人がほとんどではないでしょうか。
そういった方にお役に立ちそうなのが、「レンタルスマホ」というサービスです。
中でも、このBモバイルレンタルが有名ですね。
仕組みをカンタンに説明すると、スマホが契約できない人は、自分で契約する代わりにこのBモバイルレンタルが契約している回線を使わせてもらうということ。
なので、何等かの原因でスマホの契約ができない人でもお目当てのキャリアを使うことができるようになるというわけです。
HPにもありますが、料金は
- データ通信のみのプランで月額8,000円~16,000円
- かけ放題つきで月額9,800円~18,500円
となっています。
※詳細はBモバイルレンタルのHP を確認してくださいね。
代わりに契約してもらう分毎月の料金は若干高めですが、1日単位にすれば300円~500円程度。
ちょっと節約すれば十分捻出できるレベルでしょう。
なお、申し込みに必要な書類は
- パスポート
- 運転免許証
- 顔写真つきマイナンバーカード
のいずれか1点でOKです。
また、店頭での申し込みであれば最短当日の使用が可能。
遠方の人には郵送での対応も行っているそうですので便利ですね。
申し込みの際、スマホの端末は原則として自分で用意する必要があります。
SIMロックがかかっていないことが条件なので、docomo製かSIMフリー端末を購入しましょう。
\お見積りはこちらから/
まとめ
知らないとつい甘くみてしまいがちですが、スマホの申し込みも立派な「契約」です。
不幸にして何らかの事情で審査に落ちてしまった人は、
- 滞納している携帯料金を速やかに払う
- 端末を一括払いする
- それでもダメなら、自分の名義以外で契約する
という3つを試してみてください。
この記事がスマホの契約でお困りのあなたのお役に立てば幸いです。