小学生でも読書感想文をわずか半日で書ける方法(文例つき)を教えます!



夏休みってホント困りますよね、宿題。

とりわけ毎年全国の小学生をメンタル崩壊寸前に追い込むのが

「読書感想文」

ではないでしょうか。

小学生の子どもをお持ちの親御さんも、手伝おうにもあまりに面倒なので、できれば避けたいと思っているのでは?

そこで、この記事ではそんな全国の悩める小学生とその親御さんのために、

「たった半日で読書感想文をそれなりに書き上げてしまうコツ」を、例文つきでお届けしたいと思います。

注意!
この記事には今年(2018年)の課題図書とその感想文の文例を載せています。
ブログと一緒で、さすがに丸パクリはご遠慮くださいね!
あくまで考え方の一例として記載しておりますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。

 

MASUDA
もちろん、アイデアや方法論を参考にしていただくのはまったく問題ありません!

読書感想文の字数制限と課題図書のルールを知ろう

すでにご存じの方も多いでしょうから、ここはさらっといきますね。

小学生の読書感想文は課題図書が決まっています。本屋さんにいけばずらっと並んでいますね。

ちなみに一覧は下のリンクから確認できます。

 

字数制限は以下のとおり。

  • 低学年(1,2年) 800字
  • 中学年(3,4年)1200字
  • 高学年(5,6年)1200字

あれ、我々のころよりちょっと減った?気のせいかな。

高学年は5枚だった記憶があるんですけども。

 

あと、読書感想文には大事なゲームのルールが2つあります。

◇ 句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます
◇ 題名、学校名、氏名は字数に数えません

1つ目に注目。改行のための空白は字数カウントです。

なので、うまくこれを使えば字数が稼げますね。

段落はおそらく低学年向けなら3つか4つ、中学年以上は4つか5つはできるでしょう。
なので、実質的には何十字か負担は減ります。

子どもは単純に、800字とか1,200字という数に圧倒されてしまうので、まずはそこのストレスを軽減しましょう。

 

また、最後2,3行余らせても怒られないので、結果字数の負担は5%から10%は薄まります。

ですので、実質的には低学年で600字から700字、中学年以降でも1,000字強あれば大丈夫。

MASUDA
この記事で紹介する方法を使っていただければ、むしろどうやって字数を削るか悩むことになると思いますが・・・笑。

 

無理なくできる、読書感想文の書き方のポイント3つ

「読む」よりも「ストーリーを知る」ことからはじめる

当然ですが、最初にすべきことはとにかく「課題図書のストーリーを把握する」ことです。

かといって、なかなか小学生が1冊をきっちり読み通すのもタイヘンですよね。

それに、読書感想文は別に内容を理解したかどうかのテストではありません。

ですので、ここは割り切って、あらすじだけ先に押さえましょう。

「図書名 あらすじ」でGoogle検索しても出てきますから、それに目を通すとラクです。

また、最近では読み聞かせをYouTubeにアップしている人もいます。ですので、本のタイトルでYouTubeも検索しておくといいですよ。

これで中身はほぼ分かるのですが、本は必ず手元に置いておきましょう。

MASUDA
動画がなかった場合、登場人物のセリフなどを引用することができないからです。

 

読書感想文のコアになる「感想」が出てこない理由と対処法

読書感想文のコアになるのは、これまた当たり前ですが「感想」ですよね。

読書感想文が書けない最大の理由が、「特に何も感じないから書きようもない」というパターン。

なぜこうなってしまうか、考えてみたことはありますでしょうか?

その理由は、

「最初から作者に迎合してしまっているから、感想が生まれない」

です。

作者の言っていることを素直にふんふんと読んでいるだけでは、自分の感想なんて思いつかなくて当たり前。

 

そういう素直な小学生たちにおススメの方法は

最初から、思いっきり否定的な視点で読む

ことです。これなら立場が明確。

 

要は

「この本、どっからどうやって突っ込んだろか」

「作者の言ってること、マジ意味わからん」

という非常にかわいくないアプローチを取ればいいのです。

まずはこうやって課題図書の突っ込みどころを探してみてください。

 

どだい、課題図書なんて

「何となくこう読んでほしい」「これを言ってほしい」

みたいなのが見え隠れしてるじゃないですか。

その気持ち悪さを徹底的に突きましょう。

 

理想的な書き方としては、読んでて特に違和感を感じたところを書き出すか線を引くなどしておくといいです。

で、その横に「何が気に入らないのか」を列挙します。

このメモの数にはそれほどこだわらなくて結構です。

いくつか気になるところが出てきたら、共通点を探して、特に心に引っかかったポイントをまとめてみましょう。

するとあら不思議。それが「感想」のベースになるのです!

 

否定から肯定の「感想の振れ幅」を意識する

作者の意図をあえて否定して感想のベースを作ったら、あとは

「さすがにこれは否定できないね」とか、「ここはまあ賛成」

とかいう点を1つ2つ拾っておきます。

これもちょっとメモしておいて、否定から入った感想を出し切った段階で少しそこに触れます。

そうすると、今度は何となく「筆者と会話してる感」が出てきます。

実はこの方法、最初に強い否定から入っているだけに、普通のことを言っていても読み手の印象がグッとよくなるというメリットもあるんですよ。

MASUDA
このツンデレに弱い先生も多いですね。

 

読書感想文の文例公開!ホントに時間ない方はここからどうぞ。

では、低学年向けから例文を載せます。時間の都合上、それぞれ1冊ずつにしました。

また、それぞれの文例はあえて途中までしか載せていませんが、最後までのアプローチのしかたもきちんとセットでご説明しておりますのでご安心ください。

低学年向け:がっこうだってどきどきしてる

【文例】

この本をよんで、ぼく(わたし)はがっこうがちょっとかわいそうになりました。

がっこうはさいしょ、ようむいんさんのいえになりたかったみたいです。なのに生まれたときからがっこうになるしかなくて、かわいそうな気がしました。ぼく(わたし)は○○になりたいので、生まれたときにやることをきめられたらいやだなと思います。 がっこうはそれでもがんばってがっこうになろうとしたのでえらいなと思います。

子どもに「がっこうがきらい」とか「かえりたい」と言われたりして、がっこうはさいしょはおこったけど、子どものことをきらいにならなかったのがすごいです。ぼく(わたし)もだれかにきらいと言われたらいやだし、もしかしたらけんかするかもしれません。 あと、がっこうは来る子どもをえらべないのでつらいだろうなと思いました。らくがきされたり、ガラスをわられたりしても、がまんばっかりでいやになると思います。しかも、月ようから金ようまでにげられないのできっとすごくつかれるだろうなという気がしました。

それに、せっかくなかよくなっても子どもはそのうちいなくなって、おわかれしなければいけないのですごくかなしいと思います。 夏休みとか冬休みになったら、がっこうはどんなことをかんがえているのかきいてみたいです。

ぼく(わたし)は、もしかしたらがっこうは、ほんとうはまだだれかのいえになりたいと思っているのではないかと思います。それだけではなくて、子どもにはかえるところがあったりしてうらやましいのかな、とも思いました。(640字)

【最後まとめるまでのポイント】

ここまでで終わったとしても問題はないでしょう。

あとは、
・がっこうは何て言うだろう?
・なんでがっこうはそんなにがまんできたのだろう?
という点を補強。

で、最後は

「たいへんだと思いますが、がっこうはがっこうのままでいてくれてよかったと思います。」
「ちょっとがっこうの気もちがわかったような気がしました。」

という感じで締めればOKです。

中学年向け:すごいね!みんなの通学路

【例文】

ぼくは最初、この本の表紙とタイトルが面白くて読もうと思いました。 でもとちゅうで、なにかおかしいな、という気になってきました。

何がおかしいかというと、この本に出てくる子どもたちは、みんな自分の通学路をあたりまえのことだと思っているのに、本を読んでいるぼくたちがすごい!と勝手にほめたり、かわいそう、と決めつけていることです。 たとえば、船で学校に通ったり、こわれた橋を歩いていく子の話が出てきましたが、そんなのそこで暮らしている子どもからしたらあたりまえです。 もしその子が日本で電車に乗って学校に通う小学生をみたら、そっちのほうがすごいよ、と言うだろうと思いました。

それに、こんなに苦労して毎日学校に通うのはたいへんだろうと思いますが、もしかしたら通学路になにかおもしろいことあるかもしれないなとも思いました。 ぼく(わたし)はロバに乗ったことがないので、学校に行くのにロバに乗れたら楽しいと思います。また、自分で作ったロープウェイのようなもので谷をわたるのもおもしろそうです。 もし、学校に行くのがすごくかんたんになったら、つまらなくなって逆に学校に行きたくなくなる子どももいるかもしれないなと思いました。

あと、お母さんはこの本を見て、「あなたはちゃんとした道とか信号のあるところを歩けるからいいね」と言いました。 でも、やっぱりそれも変だなあと思います。日本は道がきれいかもしれないけど、交通事故にあうかも知れないし、ゆうかいされる子どももいるからです。(624字)

【最後まとめるまでのポイント】

この本の言いたいことはおそらく、

「世界にはいろいろな逆境にめげずに学校に行っている子どもがいる。日本は恵まれている」

「外国の子どもは自分の将来のために学校に行きたくて仕方ない。」

みたいなことなのですが、まずそこをサラリとかわすところから入ります。

大人が読んでも、ちょっと結論の押し付けが気になるところではないでしょうか?

こういう場合は徹底抗戦してもいいと思います笑

ここから先は

・大変な思いをして学校に行っているのはわかるが、本当に助けが必要なのかきいたほうがいい
・逆に、みんながみんな日本みたいな通学路になったら、それはつまらないのではないか?
・わがままかもしれないけど、みんな困っていないなら、そのままでもいいのではないか

くらいに収斂していければいいでしょう。あと400字も書けばOKです。

ちなみに、これで「自分も勉強がんばります」的なラストだと高い評価にはならないでしょう。予定調和すぎるんで・・・。

 

 

高学年向け:ぼくとベルさん 友達は発明王

【例文】

たまたま才能が見つかる人はいいけど、ほとんどの人がそんな幸運にはめぐまれない。 じゃあどうすればいいのか教えてほしい、というのがこの本を読んで最初に思ったことだ。

結局、エディだってぼく(わたし)から見れば「天才」の一人だ。ぼく(わたし)は応用数学にも興味がなければ、英語のスペルもうまく書けない。 本当にこういう、「がんばれば何とかなる」という話は無責任だと思う。そのせいで今まで何人の子どもが自殺したことか。

だいたい、学校に行って言われることといったら、苦手なことをがんばってやれとか、休職で嫌いなものが出てもがまんして食べろとかそんなことばかりだ。 それに、学校では何かができてほめられるよりも、何かができなくてバカにされたり怒られたりすることの方がずっと多い。そのことをわかっている人がどれだけいるのだろうか。 そのくせ、読書感想文になると急にこんな本を課題図書にするなんてどうかしていると思う。

中学受験でもスポーツでも何でもいいが、もうなんとなく他の人と差がつきはじめていることなんてうすうす分かっている。 ベルさんはそんなぼく(わたし)の気持ちに追い討ちをかけるようなことを言う。

「神はまちがわないから、自然もまちがわない」

だったら、ぼく(わたし)が天才でないこともまちがいではないし、天才がいることもまちがいではない。それでもがんばれ、と言われても訳がわからない。 むしろ、自分が天才じゃないことに気づいたあとどうすればいいのか、ということのほうが、世の中のほとんどの小学生の役に立つ気がする。(647字)

【まとめるまでのポイント】

のっけから全否定でしたが笑、高学年なのでこのくらい思い切ってもいいかなと。
あとはここから、

「この本で唯一まともなのはエディのお父さんだと思う。 天才のベルさんに100回がんばれと言われるより、このお父さんが「おまえが神様から授かった手を使いなさい。そのことでとやかく言われる筋合いも、誰にも文句を言う権利もない」と言ってくれることのほうがずっと価値がある。

というように、地に足のついたアドバイスのほうがよっぽどいい、という感じに落ち着ければいいでしょう。

あるいはヤンデレで、

「結局、才能がないとダメだけど、それだけじゃなくてひたすらがんばんないと大成しないよね。わたしにはやっぱり無理だと思いますが、言いたいことは分かります」

くらい突き放してもいいかも。いや、ダメか笑

 

まとめ

読書感想文には一定の「型」があります。今回はそんな「型」のひとつとして、ツンデレ戦法をご紹介しました。

もし、他の本を選んでしまった方や、もうちょっと違うアプローチを知りたい方、あるいは本当に入賞を狙っている人には、「声に出して読みたい日本語」で有名な齋藤孝先生のだれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)をおススメします。

表現の方法やアイデアのまとめ方、あるいは使ってはいけない表現なども細かく網羅していますので、読書感想文だけでなく、作文全般にも応用がきくので一冊もっておいて損はないです。

この記事が悩める小学生とその親御さんにお役に立てば幸いです。

本日は以上です。最後までお読みいただきどうもありがとうございました!










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