「良心的部活拒否者」になろう:社畜を養成するだけの部活など時間のムダ



どうも。MASUDAです。

これを言うのは二回目ですが、何を隠そうわたくし根性がありません。

ただスポーツは嫌いではなかったので、部活には何度か所属したことがあります。

まあ、毎回すぐ辞めましたけど。

何なんでしょうねアレ。何ていうか、社畜製造機みたいじゃないですか?

私は日本企業のダメなところの多くは部活にその根源があると信じて疑いません

さすがに当時はそこまでの自覚はありませんでしたが、部活という制度に対する違和感は人一倍持ち合わせていたと記憶しています。

本件に関してだけは、私は根性なしではなく、「良心的部活拒否者」という肩書きを名乗りたいと思います笑

部活がどう日本をダメにしているか

部活はスクールカーストの温床

よく知られていることですが、スクールカーストで上位に君臨するための必須条件のひとつは、メジャースポーツ(野球とかサッカーとかバスケとかテニスとか)の部活に所属することです。

逆に言うと、そんなものがあるから、スクールカーストとかいう訳のわからんものができることになっちゃうんです。だったら部活なんて要らなくないかと。

所属する部活がどれかで人を値踏みするようなさもしい根性が私にはどうしても受け入れられませんでした。値踏みするのもイヤですが、されるのはもっとごめんです。

だからといって私の力ですべての部活をなくすこともできなかったので、であればどこにも所属するまい、という選択肢をとった次第です。

お気づきの方も多いと思いますが、このスクールカーストという制度は、まんま社会に出ても温存されます。

すなわち、「正社員は派遣より偉い」、「東証1部上場企業は非上場より偉い」、「業界1位の会社は2位より偉い」・・・などなど。

人間がある程度集まればそこに階層ができるのはしょうがないっちゃしょうがないのですが、そこに差別意識が見え隠れするのがどうしても気持ち悪くて耐え難いのです。

もっというと、同じ部活の中でもヒエラルキーあるじゃないですか。

とりわけ虫唾が走るのが「先輩・後輩」。

で、何なの?年功序列?って感じ。

スポーツのうまい下手も関係してきますね。たまにこれで先輩・後輩の下克上がおきるケースもありますが、まああまり表には出ません。

どっちかというと、同じ学年の中でさらに序列をつけるために機能しています。

何にしても、誰が上だ下だと、しょうもない争いを飽きもせず繰り返しているだけですよね。

これをずーっと引きずると、「メーカーは給料が安いけど、俺らは○○だから~」とか、「○○さんは××年入社の俺の先輩で・・・」とかいう、甚だどうてもいい話を嬉々として語る社畜の一丁あがりです。

明文化されないルール:部活は能力を高めるところではない

実はこの点が結構大事なのですが、特にスポーツ系の部活は、入ったからといってそのスポーツの能力が高まるかというとそうとは限らないです。

別の記事でも書きましたが、結局部活というのは「もとある能力を発揮する」ところです
したがって、「今は下手だけど、3年かけて上手になりたい」というニーズには最初っから応える気などさらさらありません。

まさに私はこのタイプだったのですが、そんなら始めっからそう言ってくれよと思いました。

世に部活は数多ありますが、きっと「初心者お断り」っていう決まりのところはひとつもないはず。

よっぽど、甲子園の常連校の野球部だったらさすがにこちらも遠慮しますが、それにしたってはじめから一定以上の能力を前提とするのなら、初心者用の部活を別に用意するべきでしょう。

組織の都合を優先するのは結構ですが、要件を明示することと、幅広いニーズに応えようとすることも大事なはずです。

まあ、あれか。「忖度」しろってやつか笑

組織への忠誠と無駄な拘束。おええー。

さて、「組織」という言葉が出てまいりました。

部活はつまるところスポーツをするだけの組織なのですが、めったやたらと組織への忠誠が求められます。

正直ショッカーとかのほうがまだマシなんじゃないかと思います。

勝つためにはこの技術が足りないのでここを補強しよう!とか、こういうフォーメーションの練習をしよう、とかいうのはよくわかります。

ですが、

「朝練は絶対参加」とか、「先輩の追いコンに一人○○円徴収」とか、「そもそも練習は絶対休むな」とか、

これでもかと踏み絵が用意され、いちいち踏んでるこっちの足の裏がすり減るんですけど・・・って感じ。

普通に考えて、理不尽ですよねえ。どんだけ拘束すりゃ気が済むのか。

言っちゃ悪いけど、こっちは部活のために生きてるわけじゃありません。

本来の目的達成のための努力については多少理解はするものの、私の自由まで奪われるのであればまっぴらごめんです。

スポーツする時間を決めるのは私であって、部活じゃありませんよ。

こんな環境に何年もいたら、そりゃ何も疑問に思うことなく長時間労働もするよね。組織に言われるがまま、何時間でも自分の貴重な時間を投入しちゃうんですから・・・。

外からのインプットの少ない閉鎖的な空間

長時間の拘束が常態化する部活だと、基本的に毎日会うメンバーも同じ。
昨日も今日も明日も明後日も、同じ人と同じ話をする毎日です。

どうもこの閉鎖的な空間が好きになれません。っていうかもういい加減飽きるだろと。

本人たちはいろんなことを話しているつもりなんですが、まあ大抵堂々巡り。

「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」という有名な一節がありますが、まさに部活はこの狂気そのもの。

あれ、これって・・・会社も一緒ですね。

理不尽のとめどない拡大再生産

これだけイヤなことオンパレードの部活ですが、誰も表立って「もうこういうの辞めよう!」と言いません。

私にとっては極めて理解しがたいことですが、部活という空間に詰め込まれたありとあらゆる理不尽は、そのままキレイに保存され、次世代にスルーパスされます。

また、部活にどっぷりつかった連中は社会のいろいろな所に散らばり、「部活的なもの」を拡大再生産していきます。

その典型的な例が会社です。

見たら1週間後に死ぬ「呪いのビデオ」よろしく、部活は触れたものを悉く社畜予備軍に変えていくというわけ。

逃げることを許さないという意味では、「呪怨」に近いかもしれませんが・・・。とにかく恐ろしい。

まとめ

最近ではやっと「ブラック部活」という言葉もできて、私のような「良心的部活拒否者」も居場所ができたのですが笑、まだまだこの異様な組織はなくならないでしょう。

下手するとこの夏休みじゅうずっと部活漬けというお子さんがいらっしゃるのではないでしょうか。もうそっから社畜人生に片足突っ込んでますよ。

いやー、部活って、ホント気持ち悪いものですね。それでは、さよなら、さよなら、さよならっ!

(あ、淀川長治と水野晴郎が混じった・・・)










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