毎年のように大きい台風が上陸しては各地に大きな被害をもたらしていますね。
この時期いつも思うのですが、たとえば
「超大型で非常に強い」台風と、「カテゴリー3のハリケーン」って
どっちが強いか気になったりしませんか?
せっかくなのでちょっと調べてみました。
今回の記事を読んでいただければ、
- どの台風がどの程度危険なのか
- どのくらいの被害を予想して動くべきなのか
という目安がわかるようになります。
台風が来る前に、ぜひ目を通してみてください。
台風とハリケーンの比較表(風速基準)
早速、結論からいきましょう。ずばり、台風とハリケーンの比較表はこれです。
日本人らしく、台風基準にしました。
後で少し出てきますが、台風とハリケーンの強さや大きさを語る基準が日米で少し違います。
なので、ここでは共通している「最大風速」のみで比較しました。
ご覧のとおり、日本では一番上の「猛烈な」台風でさえ、ハリケーンでいうとカテゴリー3。
思わずこういうものを買ってしまいたくなるのではないでしょうか。
ハリケーンのカテゴリー一覧と脅威度の目安
では、そのハリケーンのカテゴリーについて。
ご存知の方も多いと思いますが1~5の5段階評価。5が一番強烈なやつです。
日本と違って、中心部の最大気圧が~ヘクトパスカル、という指標はありません。
単純に風速で指標を作っています。その代わり、カテゴリーごとの被害想定目安があるのが特徴。
一覧表はこんな感じ。拙訳つきでどうぞ。
カテゴリー1
【非常に危険な風により、一定の損害が発生する】
丈夫な作りの家でも屋根や屋根板、ビニールのサイディングおよび排水溝に損傷がでる恐れがある。
また木の大きな枝が折れたり、根の浅い木々はなぎ倒されることがある。
電線や電柱に広範囲で損傷が発生し、数日の間停電が起きる可能性が高い。
カテゴリー2
【極めて危険な風により、広範囲で損害が発生する】
丈夫な作りの家でも屋根やサイディングが大きく損傷する恐れがある。
根の浅い木々の多くが折れたりなぎ倒されたりし、多数の場所で道をふさぐ。
ほぼ完全に電気が止まり、停電は数日から数週間にわたることがある。
カテゴリー3
【甚大な損害が発生する】
丈夫な作りの家でも、大規模な損害をこうむるか、ルーフデッキや切妻壁 (屋根の出っ張りのすぐ下の部分の壁)が剥がれる恐れがある。
多くの木々が折れるかなぎ倒されるなどして多数の場所で道をふさぐ。
嵐の通過後、電気および水道が数日から数週間にわたり使用不能になる。
カテゴリー4
【破滅的な損害が発生する】
丈夫な作りの家でも屋根の大部分が吹き飛ばされたり、外壁の一部がなくなるといった深刻な被害を受ける恐れがある。
木々のほとんどは折れるかなぎ倒され、電柱も倒れる。倒れた木々や電柱により、住宅街が孤立する。
停電は数週間、あるいは数か月に及ぶ可能性がある。
地域のほとんどは数週間から数か月にわたって住むことができなくなる。
カテゴリー5
【破滅的な損害が発生する】
骨組みのある家の大部分は破壊され、屋根が完全になくなったり壁が倒壊する。
倒れた木々や電柱により、住宅街が孤立する。
停電は数週間、あるいは数か月に及ぶ可能性がある。
地域のほとんどは数週間から数か月にわたって住むことができなくなる。
(出典:http://www.nhc.noaa.gov/aboutsshws.php)
※実際問題、2019年の台風15号(ファクサイ)ではここに書かれているような被害が出てしまいました。
ハリケーンでいうとカテゴリー1または2の勢力でしたが、それでもあの規模の被害。
とんでもないですね・・。
(改めて、被災された方にはお見舞い申し上げます)
日本の台風スケールは「大きさ」と「瞬間最大風速」も示している
ちなみにですが、日本の台風スケールはこういった被害状況の描写ではなく、
台風の大きさ(風速15m/s以上の半径)と瞬間最大風速も考慮しているのが特徴です。
大きさについて、気象庁の基準はこのような感じ。
(出典:気象庁HP http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-3.html)
まとめ
こうやって比較してみると、世の会社員が台風の中会社に行くってことは、カテゴリー1から3のハリケーンの中を出勤してる、ってことです。
そういう言い方をすれば、台風の中会社に行くというご無体な風潮も多少は変わるでしょうか。
また、ハリケーンの説明にもあったとおり、停電などの被害が起きることもよくあります。
最低限、充電ができる非常用電源は用意しておきたいところですね。
太陽光で充電できるものがベストでしょう。
とはいえ、何はなくとも身の安全が一番。
命あっての物種ですから、無理はしないようにしましょう!
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