在宅での気晴らしの前に知っておきたい、日本で合法なギャンブルと違法なギャンブルの違いとは



コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言の発令から解除まで、この数か月はホントに落ち着かない日々でしたね。

Gotoキャンペーンもはじまりますが、もはやあまり外に出たくないと思う人も多いのではないでしょうか。

このままだとストレスたまる一方ですよね。

気晴らしにいっちょギャンブルでもして一儲けするか!と思っている方に向けて、日本でやっていいギャンブル、やってはいけないギャンブルについて解説します。

どこまでがよくてどこまでがダメなのか、意外な境目があったりします。

ぜひ最後まで記事を読んでいただき、在宅でも楽しくかつ安全に休みを過ごしましょう!

やっていいギャンブルとやってはいけないギャンブル。その差とは?

そもそも、やっていいギャンブルとやってはいけないギャンブルの差は何なのでしょう?

違法なギャンブルは、日本では「賭博行為」と呼ばれて法律で禁止されています。

簡単に言うと「お金や高価なものを賭けてはダメですよ」という規定が刑法にあり、それにひっかかるかどうかが一つの境目です。

じゃあ何がよくて何がダメなの?という話になりますが、それぞれ順にみていきましょう。

日本でやっても問題ない「合法ギャンブル」

まずは日本で行ってもOKな「合法ギャンブル」から。

合法ギャンブルの例】
・競馬
・競輪
・競艇
・宝くじ
・懸賞
・お年玉つき年賀はがき

 

いわゆる「公営ギャンブル」がいい例ですね。

なぜこれらが「合法」となっているかというと、それぞれ根拠となる法律が存在するからです。

たとえば、競馬であれば「競馬法」、競輪なら「自転車競技法」といった法律が整備されていて、まさに法律に則って運営されているので問題ないというわけですね。

この他にも、今日本各地で設置が検討されている、カジノを含むIR(統合型リゾート)もそれ専用の法律を根拠としたものとなる見通しです。

 

それじゃあパチンコはどうなの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

パチンコの場合は風営法という法律が関わってくるのですが、風営法での禁止規定を(形の上では)避けているので「違法ではない」という解釈になっています。

法律上アウトじゃないので特段お咎めなし、という何とも?な感じになっているのがパチンコの位置づけです。

日本でやってはいけないギャンブル

今度は逆に、日本でやってはいけないギャンブルにはどういうものがあるでしょうか。

最初にも少し説明したように、公的に認められたもの以外に「お金を賭けて遊ぶ」のは基本的にダメ

刑法185条に,

「賭博をしたものは、50万円以下の罰金または科料に処する。ただし、一時の娯楽に供するものを賭けたにとどまるときは、この限りではない」

と決められています。

お金を賭けるのはここに抵触してしまうのでアウトというわけです。

なので、

違法ギャンブルの例
・賭け麻雀
・賭けゴルフ
・賭け花札(古いですが)
・野球賭博
・相撲賭博
・サッカー賭博

などなど、こういったものはすべて「違法」ということになります。

まあでもそれを言い出すと、最近賭け麻雀で一世を風靡した某検事長はどうだったの?という話になっちゃうわけですが・・・。

そういった法律の柔軟な運用(笑)に期待してもあまりいいことはないので、金銭を賭けるのは基本的にNG、ということを覚えておきましょう。

意外と違法になっていないギャンブルは?

さて、ここまで日本でやっていいギャンブルとやってはいけないギャンブルの線引きについてみてきましたが、ひとつ触れていないものがあります。

それは「オンラインカジノ」

カジノというと香港やマカオ、シンガポールといったところが有名ですが、このご時世にわざわざ海外に足を運びたくないですよね。

その点オンラインカジノは自宅にいながらにしてカジノを楽しめるのがメリットと言えるでしょう。

リモートワークも浸透してきた今、そういえばオンラインカジノがあったよね、なんて思っている人もいるのではないでしょうか。

実はこのオンラインカジノ、結論からいうと「違法ではない」という整理になっています。

 

そうは言っても以前、オンラインカジノで遊んでいた日本人が逮捕された・・・なんていう話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

その話には続きがあるのをご存知でしょうか?

オンラインカジノの合法・違法を争った事例として「スマートライブカジノ」事件があります。

(ググればすぐ出てきますので、ぜひ一度調べていただくといいと思います。)

 

2016年にあるオンラインカジノを使ったことで日本人3名が逮捕された事件なのですが、そのうち1名が逮捕を不服として訴訟を起こしました。

結論から言うと、訴訟を起こした1名は「不起訴処分」となったため、「オンラインカジノを日本からプレーしても違法ではない」という認識が広がりました。

裁判を担当した弁護士も「海外で合法的なサイトの利用者が捕まるのは不当」と主張しており、それが認められた形(※)となっています。

(※オンラインカジノが日本国の法律には明記されるところまでは行っていないので、判断としては「白に近いグレー」といったところでしょう。)

オンラインカジノを使う前に気をつけておきたいこと

 

ここまでの話で、じゃあオンラインカジノはとりあえずOKなのね、という話になりますが、どこのオンラインカジノでも100%安全というわけではありません。

リスクを回避するために重要なことは、まず

「そのオンラインカジノは本当に海外で合法なものとして存在しているか」を判断すること。

具体的には

・オンラインカジノのサーバーが海外にあるか
・オンラインカジノの運営者が、日本以外の政府からライセンスを受けているか

 

という2点を確認しましょう。

ちなみに、たとえ海外サーバーであっても日本国内で「店舗」を構えている場合は実質的に日本での営業とみなされる可能性があります。

ですので、間違ってもそういった場所に足を運ぶのはやめましょう!

オンラインカジノの注意点について詳しく知りたい方は以下も併せてご覧くださいね。

 

もう一つ知っておいたほうがいいのは、オンラインカジノの運営者が本当に信用できるか?ということです。

自分で見に行けない分、気をつけるに越したことはないですよね。

これも見分け方がありますので先に知っておきましょう。

ポイントは

・第三者機関の認証を受けているか
・日本人だけを対象としていないが、サポート体制を備えているか

 

という2点。

まず、オンラインカジノはディーラーがカードやルーレットを扱うわけではないので、もしかしたらプログラム自体がプレーヤーに不利にセットされているのではないか?と思いますよね。

その点は当然認識されていて、オンラインギャンブルを専門に監査する第三者機関がいくつか設立されています。

第三者機関はゲームの公平性を監査するほか、万一プレーヤーとカジノ(運営者)の間で紛争が発生した場合の仲裁なども行います。

特に有名なのが2003年にeCOGRAという機関。

4大監査法人の1つであるプライスウォーターハウスクーパーズとも提携しており、役職員にも監査経験のある人員を迎えるなどしており、オンラインカジノに関する認証には定評があります。

オンラインカジノで遊ぶ前には、このeCOGRAの認証があるかチェックしておけば安心ですね。

 

もうひとつ、日本人へのサポートについても確認しておきましょう。

日本人だけを相手にしているオンラインカジノは使わないほうが無難ですが、かといって英語だけしか使えないのも困ります。

なので、最低限こういったものがあるか確認しておくと安心です。

・日本語オペレーターによるフリーダイヤル
・メールサポート
・LINEなどのSNSを使ったサポート
・ライブチャット

まとめ

外出したくないけどストレス発散はしたい、という人がギャンブルをしたくなるのはよくわかります。

ただ、それがかえって仇にならないよう、日本でやっていいギャンブルとやってはいけないギャンブルの境目についてご紹介しました。

また、意外な穴場として「オンラインカジノ」の存在についてもお伝えしました。

リスクに対する対策をしっかりすれば、オンラインカジノも安心して遊べます。

使いすぎに気を付けて、ぜひ楽しいインドアライフをお過ごしくださいね!










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