皆さんこんにちは。
今日7月4日はアメリカの独立記念日です。いっそ会社からも独立を宣言してやりたいのをぐっとこらえているMASUDAです。
と思ってたら北朝鮮がICBM発射でアメリカの独立記念日をお祝い しちゃいましたね。
これはさすがにトランプ大統領も相当頭にきているのではないでしょうか。
しかし最近ますます朝鮮半島情勢がきな臭くなってきていますね。
これはもう本当に、戦争のひとつも予想しておかないといけないのではと危惧しております。
でも、日本ではまだ何となく「さすがに核攻撃はないでしょう」みたいな根拠のない楽観論が支配的ですね。
まあ、たしかに北朝鮮がうっかり米国を攻撃しようものなら、次の瞬間平壌は地図から消えるでしょうから、そこまではしないかもしれません。
ですが、東京や米軍基地のある沖縄、岩国、横須賀あたりはどうでしょうね。
実際、攻撃されたらどんなことになるか想像したことありますでしょうか?
ビビリのMASUDAは、そんなことを調べたりしちゃいました。
(いえ、決してヒマではないんですよ?)
そしたら、そういった万が一の事態を考えるのにうってつけのサイトを見つけちゃいましたのでちょっとご紹介したいと思います。
核攻撃の影響をシミュレーションできるサイトがあるって知ってました?
では早速、そのサイトをご紹介します。
こちら、その名も「NUKE MAP」です。タイトルそのままですね笑
これがまたなんともよくできているサイトでして、Google Mapと連動していて世界中のいろいろなところに核攻撃が行われた場合の影響を見ることができるようになっています。
また、核兵器の威力もいろいろ設定できます。
デフォルトで現存する(あるいは推定される)各国の兵器の威力(TNTキロトン換算)が数十種類設定されていますし、自分で数値を上下させることもできます。
それに加え、核爆発が空中で起きるのか地表で起きるのかや、風向きによる放射性物質の降下範囲、死傷者シミュレーションまでできてしまうという、かなり詳細なシロモノになっています。
試しにやってみました
ここでは例として、デフォルトの値を使ったシミュレーションをしてみます。
東京(どうも都庁が爆心地のようです)で、北朝鮮が2013年に実験した規模の核兵器(推定10キロトン)が炸裂した場合。
結果は以下のとおり。
死者8万人強、負傷者30万人弱という、とんでもない事態になります。
もしこんなことになったら米軍が黙っていないでしょうから、今度は平壌でもシミュレーションしてみます。
弾頭は米軍の代表的なW-76というもの(100キロトン)の想定です。
すると・・・
死者42万人、負傷者95万人です!
・・・もう恐ろしいのでこの辺でやめておきましょう。
※どちらも決して面白がってやってるわけではありませんので念のため。
3Dバージョンまである!
このNUKE MAPですが、バージョンアップが進んでおり、Google Earthと連動した3D版まであります。
シミュレーション動画もありますので参考まで。
それにしても、ここまで詳細なものを作るモチベーションは何だったんでしょうか(汗
いざその時がきたらどうすればいいのか?
さて、散々シミュレーションをしてみても、本当にそうなったらどうすればいいかというのはよく分からないですよね。
この手のことを真剣に論じている本は少ないのですが、MASUDAが昔読んだ中で一番まともだと思ったのが、中公新書から出ていた「核爆発災害」という本です。
残念ながらこの本は絶版になっていますが、同じ著者の書いた
「核災害に対する放射線防護―実践放射線防護学入門 (高田純の放射線防護学入門シリーズ)」
という本にほぼ同じ内容が記載されています。
内容は非常に実践的で、
・広島で、爆心地近くでも生き残った人の事例
・空中核爆発と地上核爆発の違い
・外にいるときと比べて、どこにいると何%くらい放射線を防げるのか
といったことを詳しく解説してくれています。
筆者の高田純(純次じゃなくてよかった!)氏は札幌医科大学教授で、放射線防護学の権威でもあります。
そろそろ、本棚に一冊置いといたほうがいいかもしれませんね。
本日は以上です。最後までお読みいただきどうもありがとうございました!
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