夏休みの宿題で読書感想文の次に強敵として全国の小中学生の目の前に立ちふさがるのが
「自由研究」
ではないでしょうか。
この記事では、
・自由研究のネタを考えるのも面倒なので教えてほしい
・とにかく時間がないので、1日で終わるものが知りたい
という人のためにピッタリの、自由研究テーマ4選をお届けします。
記事通りに進めていただければ、今日で自由研究とはおさらばです。
作業時間の目安とか必要なものもまとめてありますので、永久保存版でどうぞ!
当記事は時間のない方向けのテーマ選定、考え方のヒントを示したものです。
宿題はお子さん自身にやっていただく前提でお読みくださいね。
ちなみに読書感想文についてはこちら。
これも書き方の参考としてお使いくださいね。
◇目次
夏休みの自由研究、楽してそこそこのものを作る4つのテーマとは
身の回りの液体、どれが酸性でどれがアルカリ性?(小学校低学年~中学年)
やること
リトマス試験紙を使って、身の回りの液体の性質を調べる。
用意するもの
- リトマス紙
- 紙コップ
- 家の中にある液体物いろいろ
※リトマス試験紙なんかもAmazonで買えます。便利な世の中ですね。
所要時間目安
1時間から2時間程度。
やり方
① 用意した液体にリトマス試験紙をつけていく
⇒10種類くらい用意しておくとそれなりにやった感じが出ます。
② つけたリトマス試験紙を、色の濃い順にならべていく
⇒現物を、大きめのセロテープで画用紙などに貼っていきます。よく乾かしてからにしましょうね。
③ 人間が食べて大丈夫なものについては、味やにおいも一覧にしてみる。
⇒酸性は基本的に「すっぱい」ものだと思いますよね。でも例えば梅干しの汁なんてどうでしょう?
※安全確保のため、これは必ず親御さんが見ているところで行ってくださいね。
④ まとめを書く
⇒何か酸性・アルカリ性とにおい・味にパターンは見つかったか?例外は何か?などを書けばOK。
騒音計を使って、いろいろな場所、モノの音の大きさを比べる(小学生向け)
やること
家の中のいろいろな音や、外で聞こえるいろいろな音の大きさを比べてまとめる。
所要時間目安
半日程度。
用意するもの
- 騒音計
- メモ帳
※騒音計はAmazonで安く買えます。1,000円から2,000円くらいなのでそんなに大きな負担ではないですよ!
やり方
①騒音計をもって、家の内外のいろいろな音の大きさを記録していく。
⇒アイデアは無限に広がると思います。たとえば
- トイレの流れる音
- シャワーの音
- 掃除機の音
- 時計のアラーム
- ペットの鳴き声
- 自分の大声(最大値)
- 家族の大声(最大値)
などはどうでしょう。
外に出たらもっとたくさん研究対象がありますね。
救急車のサイレンや駅を通り過ぎる電車の音、あるいは川のせせらぎでもセミの鳴き声でも、打ち上げ花火でも、なんでもOK。できるだけいろいろ集めてみましょう。
②取れたデータを一覧表にする
⇒ここだけちょっと手間ですが、まあ1時間もあれば十分終わります。
③データを参考にクイズを作る
⇒集めたデータを使って「この中で一番うるさいのはどれか?」など。
発表の場があるならこれでけっこう盛り上がるはず。
なお、提出物を作る際にはこのクイズを最初に持ってきましょう。
で、あとは「音の伝わるしくみ」などを少し補足してもいいでしょう。
また、身近なものの防音性まで研究するのもおすすめ。
同じ目覚まし時計を、布団でくるんだらどうなるか、ドア1枚隔てたらどうかなど、工夫しだいでテーマがより深まりますよ。
そこまでいけばもう立派な提出物の出来上がりです。
会社の合併の歴史を追う(小学校高学年から中学生)
やること
ある産業(銀行とか商社とか、なんでもいい)の会社の数が今までにどれだけ増えたか減ったか、どことどこがくっついてどうなったか、などをまとめる。
用意するもの
調べもの用のパソコンのみ。
所要時間目安
2時間から3時間程度。
やり方
①前書きをつくる
⇒なぜこのテーマに取り組もうと思ったかをさくっと書きます。
- 「最近会社の合併のニュースが多く、なぜライバルの会社が一緒に仕事をするのか興味をもった」
- 「『どこの銀行(保険会社でもなんでも)がどことくっついたかわけがわからない』とお母さんが言っていたのでまとめてみようと思った」
といったことでOK。
②調べたい産業の協会(例:全国銀行協会、損害保険協会など)に行き、合併の表を探し、印刷する。
⇒「〇〇(産業)合併 歴史」と検索すれば大抵でてきます。それも面倒だと思うのでこちらをどうぞ。
- 銀行:https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/article/H/touhai.pdf
- 損害保険:http://www.sonpo.or.jp/about/gaiyo/pdf/hensen.pdf
- 生命保険:http://www.seiho.or.jp/member/chart/pdf/chart_01.pdf
- 石油元売:http://www.paj.gr.jp/statis/data/data/2017_data.pdf
なお、業種は私の独断と偏見です笑
あまりに多いと思ったら、たとえば「3大都市銀行」とか「3大メガ損保」とかで勝手に範囲を決めてしまえばもっと省力化できますよ。
③提出する用紙などに表を張り付ける。
④表の下に考察を書く。
- なぜ企業は合併するのか?
- 合併が多かったのはいつか?
- その頃に何が起きていたか?
- 合併すると、会社にはどういういいことがあるのか?
- 合併すると、お客さんにはどういういいことがあるのか?
⇒このあたりは「企業 合併 メリット」などで検索するといっぱい出てきますね。
⑤まとめを書く
- これからも合併は増えるだろう。
- 合併してもいいけどわかりやすくしてほしい
- 合併でリストラされない人材になりたい(笑)
など。
時間のない人や、工作が苦手な人にはこれがおススメ。インターネットを使えばものの1時間で必要な情報はそろいます。
図などは適宜コピペするなりすればOKですが、著作権などはご注意を。
自由研究とはいえ、最低限出典をきちんと明記するなり配慮しましょうね。
身近な地球温暖化。住んでいる町の気温の変遷を調べる(小学生から中学生まで)
やること
自分の住んでいる市や町が温暖化の影響を受けているのかを確かめてみる
用意するもの
調べもの用のパソコンのみ。
所要時間目安
3時間から4時間程度。
やり方
①前書きをつくる
⇒これも上の例と同様、なぜこれを調べようと思ったかを簡単に書きます。
例えば、
- 「お父さんが『自分が子どものころより今のほうが暑くなった』と言っていたので、本当かどうか確かめようと思った」
- 「テレビなどでよく地球温暖化についてやっているが、自分の住んでいるこの町も温暖化の影響を受けているのか調べようと思った」
といったところでしょうか。
②気象庁の過去データを取りにいく
⇒気象庁のHP(下記リンク参照)から、全国の観測データを見ることができます。
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=62&block_no=47772&year=&month=&day=&view=p1
ここから「地点の選択」でもっとも自分の住んでいるところに近い地点を選び、ページ右側の「年ごとの値を表示」をクリック。
そうすると、観測開始からのデータが出てきますので、適宜期間を区切って数字をコピーしていきます。
(エクセルに落とせるならそれがベストです)
グラフがあれば一番いいのですが、なければ数値の転記でもいいでしょう。
③表を提出する用紙などに張り付ける。
④表の下に考察を書く。
- 平均気温が上がったのは、「最高気温が上がった」「最低気温が上がった」「その両方」のどれ?
- 気温が上がったのは、何が原因?二酸化炭素?あるいは単に晴れの日がふえた?
- 逆に、冬は今までより寒くなっていないか?
⇒このあたりは「気温上昇 原因」などで検索するといっぱい出てきますね。
⑤まとめを書く
⇒ほとんどのケースで「やっぱり昔より暑くなっている!」という結論になりそうな気がしますね。
もし仮に、お住まいの町が昔と変わっていない、あるいはむしろ寒くなっていたらそれはそれで貴重な研究になるでしょう。
まとめ
夏休みを快適に過ごすために、宿題はテキパキこなしてしまいたいですよね。
読書感想文と同様、自由研究もさくっと終わらせて夏休みを満喫しましょう!
コメントを残す