Fintech(フィンテック)と呼ばれる、ITと金融の融合が進んでいます。
以前別の記事で、J.Score(ジェイスコア)によるAIスコア・レンディングという新たな融資サービスがあることを紹介しました。
このJ.Score(ジェイスコア)、1,000点満点のスコアで600点を超えることが融資の条件となっています。
ですが実際には、
・600点には届いたけど、本審査で落ちてしまった・・
という人もけっこう多いようです。
そこで、この記事ではJ.Score(ジェイスコア)のAIスコアが伸びない場合や、本審査で落ちてしまったらどうすればいいか?ということをお伝えしていきたいと思います。
◇目次
J.Score(ジェイスコア)で600点を目指す理由
Twitterなどの口コミを見ると、融資の目安である600点に届いた、届かなかったという声は本当に様々です。
J.Scoreやってみた。自分の信用力はこんなもんか。。弱い。 pic.twitter.com/VGlFD8PHpj
— Takahiro Shigemoto (@taka_2) 2017年11月28日
jscoreという個人スコアサービスやってみた。1000点満点らしい pic.twitter.com/lADV6aUq08
— ひでくん@糖質制限ぼっち飯 (@hidepon5516) 2018年12月30日
なぜみんなそうまでしてJ.Score(ジェイスコア)を試すのでしょうか?
実はAIスコアが600点に到達すると、限度額で10万円、金利が12%程度の借り入れ条件になるようで、場合によってはカードローンやキャッシングよりも有利なことから利用を考えている人も多いようです。
※本審査で変動する場合もあります。
ただ、審査はそう甘くないようで、残念ながら600点に届かなかった!という口コミも散見されます。
AIスコアレンディング試してみたら506点で600点に届かず利用できなかったw pic.twitter.com/xqm6VuoOs9
— 齊藤 航省 (@kosei2251941) 2017年10月24日
これが個人事業主としてのレンディング値 pic.twitter.com/GH5UrG2No2
— ミヤヒロ@元社畜から凡人CEO (@2nd_carrier) 2018年2月5日
ちょっとゲーム的な面白さも手伝ってか、自分のAIレンディング・スコアを気にする人も多くなってきています。
デモスコアで600点に大きく届かない場合は見切りをつけるのも手
J.Score(ジェイスコア)には「デモスコア体験(簡易スコア診断)」という機能があり、5つの質問に答えるだけで自分がだいたいどのくらいのスコアになりそうかを診断してくれる機能があります。
簡易診断とはいいつつ、このデモスコアの結果の信ぴょう性はそれなりにあると考えていいです。
また、サービス開始から多くの人がデモスコア診断をしていることから、データが蓄積されてきているので、精度はますます上がってきていると見ていいでしょう。
実際私も試してみましたが、デモスコアで示されたレンジと実際のスコアの乖離は1割もありませんでした。
したがって、デモスコア診断で600点よりも大幅に下回った数値が出てしまった場合、思い切って別の資金調達方法を検討したほうがいいかもしれませんね。
もちろん、点数によってはさらに詳しく質問に答えてスコアアップを目指すのもありですし、トライする価値もあります。
ただ、借りられる保証もないのにこれ以上個人情報を開示したりするのもイヤだな・・という人はいったん見切りをつけるという選択肢も取れるということを頭の片隅に置いておいたほうがいいでしょう。
J.Score(ジェイスコア)をどうしても使いたい人が審査落ちする原因は?
ここからは、J.Score(ジェイスコア)で600点に満たないが何とかJ.Score(ジェイスコア)を使ってみたい人や、600点を超えているのに審査で落ちてしまった人向けの話です。
まず、審査で落ちてしまう人にありそうな原因は以下のようなことがあります。
信用情報に問題がある
当然ながら、J.Score(ジェイスコア)も他の金融機関と同じように借り手の信用情報を参照していると考えられます。
そのため、すでにブラックになっていたり、他の金融機関に対して返済が滞っていたりすると融資が難しくなることが考えられます。
借り入れの総量規制に該当している
ご存知の方も多いと思いますが、現在では消費者金融などからお金を借りる場合、年収の3分の1までという上限が設定されています。
当然、J.Score(ジェイスコア)も金融機関なので、この制限を受けることになります。
そのため、すでに他社でお金を相当額借りている人はJ.Score(ジェイスコア)で審査落ちしてしまうことがありえます。
携帯電話の支払い遅延がある
特にソフトバンクユーザーの方で、携帯電話の情報をJ.Score(ジェイスコア)と連携させている人は要注意。
携帯電話の支払い履歴も立派な審査材料のひとつです。
滞納がある場合は審査にマイナスとなっている可能性があります。
質問にウソを回答している
これはもっともやってはいけないこと。お金を借りる以前の問題です。
AIスコア・レンディングの審査においては、質問への回答と他の情報との整合性も見られています。
したがって、仮に虚偽の回答で見た目のスコアが上がったとしても、最終的に信用を落とすことになるので絶対にやめましょう。
J.Score(ジェイスコア)の審査落ち対策としてできること
では、J.Score(ジェイスコア)は審査落ちしてしまったら最後、もう二度と使えないのでしょうか?
AIスコア・レンディングによるスコアは生き物なので、日々の生活パターンや消費活動などによっても変動します。
あきらめずに、以下のようなことを試してみましょう。
Yahoo! JAPANやワイモバイルと連携させる
もともとJ.Score(ジェイスコア)ではみずほ銀行やソフトバンクの取引情報を連動させるとAIスコアに反映されたり、金利が安くなることがあるといった機能がありました。
それに加えて、J.Score(ジェイスコア)では最近、新たにYahoo! JAPANとの情報連携による金利優遇が始まりました。
具体的には、「Yahoo!ショッピング」ならびに「ヤフオク!」の利用情報がAIスコアに連携されるようです。もしYahoo! JAPANのIDがあるなら、試してみる価値はあるでしょう。
同様に、ワイモバイルとの情報連携もスタートしています。
基本的に、よほど不利なことがない限りは審査の材料は多いほうがいいとされていますので、できる限り連携してみるといいでしょう。
公式アプリ「ハビットチェンジ」を使う
2018年の7月に、J.Score(ジェイスコア)は新たに「ハビットチェンジ」という公式アプリをリリースしました。
このアプリは運動、睡眠、学習、お金という4つの項目について、ユーザーによい行動を促し、それを習慣化することをサポートしてくれます。
では何がいいかというと、その習慣の定着度合いがAIスコアに反映されるというのがポイント。
信用情報のような「過去のこと」はなかなか変えられませんが、生活習慣は未来の話なので、自分の意志でいくらでも変えることが可能。
やってみて損はしないので、スコアアップを目指すならインストールしておきましょう。
>>https://www.jscore.co.jp/about/habitchange/
いったん寝かせるのも大事
自分がお金を貸す側になって考えてみるとわかりますが、何度も何度も「お金を貸してほしい」と同じ人に言われたら警戒しますよね?
相手がたとえAIであってもそれは同じことです。何か理由があるのではないかと思われても不思議ではありません。
また、J.Score(ジェイスコア)のAIスコア・レンディングへの申し込みも、他の金融機関への借り入れ申し込みと同じく信用情報機関に登録(最大で6か月)されます。
なので、審査落ちしてしまったらいったん他の資金調達に切り替えるなどして様子をみましょう。
ちなみに、再審査のタイミングですが、以下を目安とするといいと言われています。
・昇進あるいは昇給した
・勤続年数が増えた
・持ち家を購入した
・結婚した
もし最近こういったことがあった場合にはAIスコア・レンディングを再度やってみるとスコアアップできるかもしれませんよ。
まとめ
J.Score(ジェイスコア)のアルゴリズムは常に進化しているので、これからも新たなAIスコア・レンディングの仕組みが生まれてくるでしょう。
今この時点で審査の土台に乗れない人も、スコアをさらに伸ばしたいと思っている人も、今できることをやりつつ新たなサービスの登場を待ちましょう。
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