いやいや、そうは言っても大学は出ていたほうがいいでしょ(ただし有名どころに限る)



どうも。無駄に勉強だけはしてきたMASUDAです。

最近は「新卒フリーランス」なるものが流行ってるらしいですね。

会社に勤めないで、大学卒業していきなりフリーで活躍するということで、これからは大卒どころか、高卒や中卒でも同じことができるのではないか、なんていう論調もあります。

社畜生活から一秒でも早く逃げたいMASUDAはこれを聞いてどう思ったか。

意外かもしれませんが

大学だけは行っといたほうがいい。

絶対そう思います。
さらに、どうせ行くなら「いい大学=偏差値の高い大学」です。

なぜ大学に行ったほうがいいか

まずは統計からですが、大卒とそれ以外で、生涯年収は1億くらい違います。

もちろんこれは社畜になる前提ですので、そもそもそんな生き方したくねーよ、って方には響かないかもしれませんね。

けど、社畜になるかどうかというのは実はそれほど関係ありません。

何と言うか、やっぱり日本って悲しいかな、肩書きや所属がものを言うんですよ。

もうちょっと言うと、「内容はともあれ、どこかに属したことがあるかどうか」で判断されがちということです。

この点についてはちょっと古いですが大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)という本が鋭く指摘しています。

この本の中で、筆者(浅羽通明という思想家です)は

「東大合格間違いなし、しかも超バイタリティあって優秀な子が東大に行かなかったらどうなるか?」

ということを論じています。

結果としてはたぶんどこの会社も採用しないし、逆にそういうやつは陰湿ないじめに遭う、と説いているのです。

そりゃそうだろうな、って気がしますね。

能力だけで見れば彼は世に数多いる社畜とはよくも悪くも一線を画しています。

その一方で、社畜と共有するバックグラウンド(同書ではこれを称して「教養」と呼んでいます)はありません。

世の大多数を占める社畜の群れからみたとき、こういう人を歓迎しようっていう気になりますかね?

自分たちと同じところに一度も属したことのないやつは、所詮どこまで行っても「外様」です。

別に付き合うメリットもないし、第一世界観が合わないんです。となると、結果は分かりますよね。

もうひとつ、日本社会で大事なのは、学歴は「相対的減点法」であることです。

どういうことかというと、東大を頂点とした学校のヒエラルキーは変わらず存在していますが、大学進学者自体が珍しかった時代のように、学歴があることがプラスに働くことはあまりなくなりました。

代わりに、現代では学歴がない、もしくは相対的に劣ることによるペナルティが課せられるようになったということなのです。

なので、高卒あるいは中卒だと、大卒に比べてすさまじいハンディを背負い込むことになるわけです。

この点については悩みどころと逃げどころという本で中卒プロゲーマーの梅原大吾さんがご自身の経験からまさに同じことを指摘しています。

(余談ですが、この点において対談者であるちきりんさんとはどこまで行っても平行線でした。対談本にしては珍しく、この手のやりとりもそのまま掲載されているので、それだけでも読む価値ありますよ)

こういうことを考えると、やはり大卒の肩書きは最低限の資格証明書として持っておくに越したことはないです。

まだある、大卒じゃないことのデメリット

他にもあります。

結婚しようと思ったとき、相手が見るポイントのひとつに「学歴」は間違いなく入ってきます。最近は男性も女性もこの辺シビアですよね。

そんな奴最初から相手にしなきゃいい、っていう考え方もありますが、そうなると結婚相手候補の母集団は間違いなく激減します。

もっとも、学歴なくてもフリーで10億くらい稼げるのなら別でしょうが、正直そういう人って何やかんや行ってやっぱり大卒じゃないですか?
経営者って下手するとMBAとかPh.D持ってますよね。

ちょっと思いつくだけでも、たとえば孫正義さんはUC Berkley。いきなりかよ、って感じですね。

MIXIの笠原健治さんも東大で、楽天の三木谷浩史さんは一橋大学からのハーバードMBA、などなど・・・。

ちなみに大卒じゃないと、MBA以上の資格にも手が届きません。

余談ですが、国際機関なんてホントにひどい学歴主義で、たとえば国連だと大体事務職は「院卒以上」を求められます。
世界を平和にしようとするにも学歴が必要なのです。残念ながら。

大卒の資格がものを言うのはもちろん文系だけじゃありません。理系も同様。

理系ですごい技術があって、それを活かしてフリーでやってたとしましょう。

けどいざ論文を書いて学会かなんかに発表しようとしたら、きっと無理ではないかもしれませんが相当余計な努力が必要になっちゃうでしょうね。

ホントはすごいのに、世に認められないってストレス以外の何者でもないです。

IT関連であればまだ逆転できる要素はあると思いますが、それ以外の理系の方は・・・あまり聞いたことがないですね。

そもそも理系も最近どんどん資本集約的になりつつあって、資本の集まっているところに行かないと満足に研究もできやしません。

ということで、文系だろうが理系だろうが、やはり高卒からたたき上げるのは至難の業。

ダメ押しとして、フリーからなんらかの原因で勤め人にならざるを得なくなったときも、学歴を持っていないことはものすごいマイナスに働きます。

なので、ここだけはちょっと空気読んで、とりあえず4年間の執行猶予をエンジョイしちゃったほうがお得です。

まあでも、Fラン大学はほとんど高卒と変わらないので、最低限「他人が聞いて分かる大学」に行きましょうね。

結論:そうだ、いい大学に行こう。

ということで、大学に行かないことによる理不尽なデメリットがてんこ盛りなので、わざわざそれに突っ込んでいく必要はさらさらないというのが私の意見です。

だいたい、新卒フリーランスができるくらいの能力をお持ちなのであれば、別に4年間片手間に大学生やったっていいわけじゃないですか。

4年間の自由を最大限に享受しながら、適当に単位をとって晴れて「大卒」と認定されるだけで、何だか知らないけど世の中からの歓迎度合いが変わるんですよ?

最後に、繰り返しになりますが、どうせなら「すげーいい大学卒」もしくは「院卒以上」。

専門職とか職人に早くなるのはいいけど、それって向いてなかったらもう詰むので、止めはしませんがお気をつけて・・・。

本日は以上です。最後まで読んでいただきどうもありがとうございました!










コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください