皆さんこんにちは。
健康診断、毎年受けてますか?
おかげさまで、わたしはほとんど指摘事項もないのですが、そうなると逆に「この数値って何の意味があるの?」と気になるものです。
もちろん、コレステロールが多いと動脈硬化になるよね、とか、尿酸値が高いと通風に気をつけなきゃ、というのはわかります。
けど、ヘマトクリットとかビリルビンとか、調べて何がわかるのでしょう?
ということが気になったので、私の健康診断結果からいくつかピックアップして調べてみました。
ぜひ、ご自分の健康診断の結果もお手元において一緒にごらんください!
◇目次
健康診断でよくあるけど何を意味するのかわからない項目たち
ヘマトクリット(Ht, Hct)
・女性: 35~45%
・男性: 40~50%
ヘマトクリットは血液中に占める赤血球の容積割合を表す数値。
これは高すぎても低すぎてもダメで、高すぎると「多血症」や脱水症、低すぎると貧血の疑いがあるそうです。
健康診断ではほかに赤血球数とかヘモグロビンも検査していますが、それらとこのヘマクリトットという3つの検査データから、赤血球の大きさや状態、酸素の運搬能力がわかるそうです。
MCV, MCH, MCHC
・MCV :84~99fl
・MCH :26~32pg
・MCHC: 32~36%
同じようなアルファベットの並びで目がチカチカするので、箇条書きでまとめましょう。
- MCV= 赤血球1個の大きさを示します。
- MCH=赤血球1個あたりのヘモグロビン量を示します。
- MCHC=赤血球1個あたりのヘモグロビン濃度を示します。
で、これらを調べてわかるのが貧血のタイプ。これも整理すると、
- MCVが小さい=赤血球が小さいため起きる貧血
- MCHが小さい=赤血球のヘモグロビン量が少ないため起きる貧血
- MCHCが小さい=赤血球のヘモグロビン濃度が不足して起きる貧血
と区分できますよ、っていうこと。貧血にも種類があるんですね。
クレアチニン(Crea)
・0.7~1.3mg/dl(男女差なし)
クレアチニンというのは、筋肉が運動する際に使われるクレアチンという物質が代謝されてできる物質。
その後、腎臓でろ過されて尿とともに排泄されます。
そのため、クレアチニンの値が基準値を上回っていると、腎臓の機能が低下しているのではないかということがわかるのです。
実は、このクレアチニン値はものすごく大事。
10mg/dl 以上の値の場合は、人工透析などの治療を受けないといけなくなる可能性すらあるそうです。
ただし、筋肉量によっても数値が変わるので、0.1mgでも増えたら危ないかというとそうとは限りません。
定点観測して、異常がないか見ておくのが一番ですね。
これはまったく初耳でした。自分の数値は問題なしですが、調べてよかった・・・。
総ビリルビン(T-bil)
0.3~1.2mg/dl(男女差なし)
ビリルビンは、古くなった赤血球が脾臓(ひぞう)で分解されるときに、赤血球の持っていたヘモグロビンが変化してできる黄色い色素です。
通常は胆汁を経由して便とともに排泄されていくのですが、肝機能の低下や胆道に異常があるとビリルビンがうまく排出できなくなってしまうそうです。
その結果、ビリルビンが血液中に大量に流れ込むことになります。これが私たちもよく知っている「黄疸」(おうだん)の症状。
ビリルビン値が高いと、肝炎や肝硬変などの肝臓まわりの病気か、胆石や胆のうがんといった胆のうまわりの病気が疑われます。
じゃあ、どっちが原因なのかを判定するのが、直接ビリルビンと間接ビリルビンというものです。直接ビリルビンが胆のう、間接ビリルビンが肝臓の異常を示します。
まとめ
なまじ健康だとよけいに気にしない健康診断ですが、調べるといろいろわかって面白いですね。
望むらくは、健康診断で調べる項目の働きや意味も「はたらく細胞」くらいわかりやすいといいのですが。
※今回の記事にあたり参考にさせていただいたサイトを最後にまとめておきます。
本日は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!
いつも拝見してます。
記事を読んで、ものの考え方などを参考させていただいております。
これからも更新楽しみにしています。
ほりえ さま
コメントどうもありがとうございます!
こんな場末のブログまで足を運んでいただき感謝です。
ぜひまた見に来てくださいね。お待ちしてます!