皆さんこんにちは。
投資をしないと自分のお金が増えない時代、と言われています。
そんなこともあって、最近はiDeCoがブームですね。
所得控除があるので、所得税や住民税が下がってオトクということで、加入を考えている人が増えているようです。
ですが、もしかしてあなたは単純に、
「iDeCoは税金のメリットもあるからとりあえず始めてしまえば得をする」
と思っていませんか?
だとしたら要注意。世の中、そんなうまい話はないですよ。
結局、iDeCoの一番の問題は「最後いくらもらえるかわからない」ことです。
運用ですから当然リスクはありますよね。
あまり知られていないですが、その不安を回避するための誰でもできる簡単な方法があります。
それを知ってからiDeCoを始めるだけで、将来もらえる額が大きく変わりますよ!
◇目次
iDeCoは決して「入ったもの勝ち」ではない
60歳まで掛け金を払い続け、自分で運用するのがiDeCoの特徴。
長期でコツコツとお金を積み立てて、自分で運用していくわけですね。
それはいいのですが、たとえばあなたが受け取りを開始する直前に、またリーマンショックが起こったらどうでしょう?
そこまでの運用がたとえ年間10%でもたちまち水の泡です。
いざ給付がはじまるときにそうなってしまったらもう打つ手はありません!
では、iDeCoはひたすら運を天に任せるしかないのでしょうか?
実はそんなことはなくって、タイミングをみて「スイッチング」すればOKです。
これを知っているかどうかで、あなたの将来の年金資産は大きく変わります。
iDeCoで最も大事な「スイッチング」とは
スイッチングというのは、簡単に言うと
「今もっている投資信託などの全部あるいは一部を売却して、その解約金額で他の金融商品を購入すること」
です。
つまり、投資信託などの元本変動型が儲かっていたら、それを売却して元本確保に変更(スイッチ)することで「利益確定」できるということ。
ちなみに、この利益に課税されないのがiDeCoのうまみのひとつです。
逆に、株価が下がってきて元本変動型の商品が安くなったタイミングで、元本確保から資金を移して一気に購入も可能。
このメリットは普通の証券口座だと享受できないですね。売り買いするたびに税金がかかってしまうので。
もっとも、スイッチングもやればいいってものでもありません。その辺も少し見ておきましょう。
スイッチングの注意点
スイッチングをする際の注意点は以下のとおりです。
・手数料が(信託財産留保額)かかる場合がある
・再投資の機会を逃す可能性がある(相場が一本調子で上がっているなら、放っておくのも手)
・やりすぎるとかえってリターンが下がる可能性がある
特に最初の「信託財産留保額」はよく見ておく必要があります。
信託財産留保額というのは、平たくいうと投資信託などを売却するときにかかるペナルティみたいなものです。
普通は0.1%とか0.2%とかそんな程度ですが、資産の額がそれなりに増えてくるとバカになりません。
ただ最近はこの信託財産留保額がかからない商品も増えてきたので、そうした商品が多い証券会社を選ぶのがコツです。
スイッチングが楽で、コストがかからない商品が多い証券会社はこの2つ
これからiDeCoにチャレンジするなら、このスイッチングが低コストで、かつ楽にできるところが一番。
おすすめはSBI証券と楽天証券です。
違いとしては、取り扱っている商品のラインナップではSBI証券に軍配があがります。
SBI証券は60本以上の投資信託を用意しているので、自分の投資経験や年齢に適した商品を選ぶことができます。
一方、楽天証券は商品の数こそSBIより少ないですが、扱い商品はすべて信託財産留保額が無料(注:2017年10月時点)。
また、システム改定を行いインターフェースも改善しているのも注目すべきところです。
ではどちらがいいか、という話ですが、SBI証券も楽天証券もグループ会社に銀行がありますね。
そこからの入出金が手間もかからず便利ですし、また優遇もされているようですから、どちらかに口座をお持ちなら同じ系列に揃えてしまうのが楽です。
SBI証券:さあ、はじめよう!iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金
楽天証券: 【楽天証券】個人型確定拠出年金
まとめ
iDeCoは口座を開設するのが目的ではありません。
目先の税制メリットに気を取られて、大事な運用資産が目減りしてしまっては無意味です。
そして何より「将来の受取額は自分の運用しだい」という大原則を忘れないようにしたいものです。
自分の運用成績をコントロールするための強力な武器がスイッチング。
このスイッチングをうまく使って、60歳の自分に感謝してもらえる資産運用をしましょう!
本日は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!
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