ロボアドバイザーの手数料は高い!それでもロボアド投資をやるべき人は?



資産運用の手段として、ロボアドバイザーが評判になっていますね。

一方で、「ロボアドは手数料が高いからやめたほうがいいよ!」なんて言う人もいます。

結局、ロボアドを使ったほうがいいのはどういう人なのでしょうか? 結論はズバリ

  • ポートフォリオ理論なんてまったくわからない人
  • 忙しすぎる人
  • 意志の弱い人
  • めんどくさがりな人

のいずれかに該当する人です。

もしあなたもこのどれかに当てはまるなら、手数料を払ってでもロボアド投資を検討する価値あり。

少しでロボアド投資に興味をお持ちの方は参考にしてみてください。

 

ロボアドバイザーの手数料1%は確かに高い

ロボアドバイザーで特に人気があるのはWealthNaviTHEOです。

両方ともいわゆる全自動(投資一任型)というタイプのロボアドで、中でももっともメジャーなのがこの2つのようです。

 

※ロボアドには投資一任型アドバイス型という2種類があります。詳しくは下の記事で。

ロボアドバイザーには2種類あるって知ってました?初心者向けに解説します!

2017.12.14

 

WealthNaviもTHEOも、手数料率は1%(※)です。

※運用資産3,000万円を超える部分については0.5%。ちなみに、地味に消費税もかかります。

参考:ロボアドの手数料>
THEO⇒ https://theo.blue/fee
WealthNavi⇒ https://www.wealthnavi.com/fee

 

ではこの1%が高いか安いか。はっきり言って高いです。

1%の手数料ということは、1%余分にリターンを追わないとターゲットに到達しないということ。

なんとなくたいしたことなさそうな数字に見えてしまいますが、この低金利・低成長時代で1%のリターンを出すのがどれほど大変か。

ますだ
だからみんな投資してるんですもんね。

 

一方、投資信託やETFの手数料はというと、最近はだいぶ下がってきているのが実情です。

主だったETFの経費率は以下のとおりです。

だいたい0.04%-0.05%前後となっていますね。

もっとも、自分で売買する場合には若干の売買手数料がかかりますが、それでもせいぜい0.5%前後といったところではないでしょうか。

そう考えると、やはり1%というのは割高に思えてしまいますね。

 

もうひとつ、手数料について知っておきたいポイントは、手数料が何をベースにかかるのかということです。

ロボアドとETFで、具体的にはこういう違いがあります。

【ロボアドとETFの手数料の違い】

  • ロボアドバイザー:「預かり資産額」に対して手数料がかかる
  • ETF買い付け:「毎回の買い付け額」に対して手数料がかかる

つまりどういうことかというと、 ロボアドバイザーの場合、資産が積みあがれば積みあがるほど、取られる手数料の実額が増えていくという意味です。

ということは、長期で運用すればするほど、ロボアドの手数料がどんどん大きくなっていくことになります。

手数料を払ってもロボアド投資すべき人と、その場合のメリットは?

たしかにWealthNaviTHEOの手数料は高いのですが、最初に挙げた

  • ポートフォリオ理論なんてまったくわからない人
  • 忙しすぎる人
  • 意志の弱い人
  • めんどくさがりな人

にとってはむしろロボアドを使うほうが、結局は安くあがるかもしれません。

 

これから投資を始めようとしている初心者に、いきなり

「ポートフォリオ理論とは?」

みたいなことを言われても困りますよね。

基本的なことを勉強するだけでもけっこう時間を使ってしまいますし、その間にも相場はどんどん動きます。

 

相場が動くということから言えば、日中忙しいサラリーマンは不利です。

もしリーマンショックのような大暴落が起こったとしても、ポートフォリオを組み替える暇などあるはずがないですよね。

株価がつるべ落としになるのがリアルタイムで報じられる中、指をくわえてみているしかない・・・なんてことになったら目も当てられません。

 

それでなくても、単にめんどくさいなあ、っていう人も多いのではないでしょうか。

自分でETFを買い付けていく場合、いろいろとやることがでてきます。

【ETF買付でやること】
・自分のリスク許容量と投資方針決定
・投資タイミングの見極め
・ETF購入のための外貨(USドル)準備
・ポートフォリオ管理と再配分(リバランス)

・・・などなど。

ますだ
考えただけでめんどくさいですよね・・・。

 

WealthNaviやTHEOというロボアドが手数料と引き換えにもたらすメリットは、こういったことを何も心配することなく丸投げできるということです。

冷静に考えると、たとえばファンドマネージャーが投資家のお金を預かって運用しているアクティブファンドであれば、手数料でそれこそ1%や2%くらい取られるものもあります。

(その割に、リターンは・・・なものも散見されます)

それなら、むしろ高いと思っていた1%という手数料も、コストと割り切れる水準かもしれません。

 

余談ですが、ロボアド先進国アメリカではWealthNaviよりはるかに低い0.25%という手数料率のロボアドがあります。 早晩WealthNaviの手数料も下がるかもしれませんね。

アメリカ発のロボアドバイザー「Wealthfront」に期待したい3つの理由

2017.12.22

WealthNaviが現状ではベストの選択。始め方もカンタン!

自分がロボアドに向いているとしても、ロボアドバイザーもいろいろあって選ぶだけでまた一苦労ですよね。

そう思う方のためにひとつだけおススメするとしたらやはりトップシェアのWealthNavi でしょう。

【あれ、じゃTHEOはどうなの?】
THEOは最低投資金額が1万円(WealthNaviは10万円)と少額からはじめられることです。
様子を見たい人はTHEOでもいいかも。

 

実は、WealthNaviには他のロボアドにはない、税金の最適化機能(DeTAX機能)というのがセットされています。

要は、運用にかかる税金が最も少なくなるように、売買を自動で調整してくれるという仕組みのこと。

これこそ初心者には難しいというか、思いもよらない話ではないでしょうか。

 

また、WealthNaviは申し込みから投資スタートまでも至ってカンタン。

最初に6つの質問に答えるだけで、あなたのリスク許容度を算出してくれます。

そうするとあなたにピッタリのポートフォリオを勝手に組んでくれるので初心者でも感覚的にスタートできますよ。

>>>WealthNavi でリスク診断してみる

 

口座の開設も、いちいち画面上で住所などを入れる必要はなし。

要るのは

  • メールアドレス
  • 出金する口座情報
  • マイナンバーカードの写真(アップロードする)

くらいなもの。

かかる時間はリスク診断に1分、口座開設に3分。両方あわせてたった4分です。

ここまでハードルを下げていれば、申し込む人が増えるのもわかりますね。

 

まとめ

最後に、手数料を払ってもロボアド投資を使ったほうがいい人についてもう一度まとめましょう。

【ロボアド向きな人】

  • ポートフォリオ理論なんてまったくわからない人
  • 忙しすぎる人
  • 意志の弱い人
  • めんどくさがりな人

ロボアドバイザーは便利ですが、コストがかかることを忘れてはいけません。

そのコストを払うメリットが自分にあるかどうかをよく考えた上で使うのであればOK。

本記事が少しでもロボアド投資の理解の助けになれば幸いです。

 

 

最後に、投資は自己責任ですので、どんな手法を選ぶにせよ自分の意思と判断でお願いしますね!










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