資格試験の勉強法といえば、「過去問」をやりこむのが定番ではないでしょうか。
でも実はその勉強法、近いうちに時代遅れになるかもしれません。
これからは過去問ではなく、AIが予想して作る「未来問」を解くのが資格試験突破の主流になるかも、という話です。
宅建などの資格試験を目指している方はぜひご覧ください!
驚異の的中率70%!AIが作った模試は精度が高い
AIが人間に変わって模試の問題作成をするというセンセーショナルなニュース。
ついにここまで来たか・・・という感じですよね。
実はこの話、2018年に日経新聞が記事にしていますので、少し引用します。
サイトビジットはAI開発のスタートアップ、GAUSS(ガウス、東京・渋谷)と提携し、過去問から問題を予測し、自動で模試を作成するAIを開発した。まずは10月21日に実施される宅地建物取引士の試験に合わせ、AIが自動で作った模試を9日から無料で公開する。
(中略)出題傾向をもとにAIが今年の試験に出題される50問分の分野を予測。予測した分野の中から問題をランダムにAIがピックアップして模試を作成した。実際にAIが作った模試と過去問を比べ、7割的中する精度になったという。
(出典:日本経済新聞)
宅建士の勉強をされている方はご存知かもしれませんが、合格ラインは50問中35問。
すなわち70%ということになります。
AIの問題的中率が70%ということは、極端な話AIが出す問題に正解していればほぼ間違いなく本番の試験にも合格するということ。
つまり、AIが作る「未来問」をやっているかいないかで他の受験者と合格率に大きな差がついてしまうというわけです。
実際、行動の早い人はこの「未来問」をすでに活用しています。
模試のリリースからわずか2時間で200名が受験したとか。
しかも驚くべきことに、この「未来問」は無料で提供されています。
その後も受験者は順調に伸び続けているようですので、気になる人はぜひダウンロードしてみましょう。
AI予想問題「未来問」を提供している会社は?
日経新聞の記事にも出ていましたが、このAIを開発した会社はGAUSS(ガウス)というスタートアップです。
(参考:GAUSSのHP)
他にも、画像認識や自然言語処理のAIを開発したりしていますね。
このGAUSSと提携して実際に模試を提供しているのが株式会社サイトビジット。
たぶんこの名前だけを聞いても「え、どこそれ?」と思いますよね。
実はサイトビジットは資格試験のオンライン学習サービス「資格スクエア」を運営している企業。
「資格スクエア」はけっこう資格予備校の業界では近ごろ知名度が上がってきているサービスなので、聞いたことがある人も多いはず。
宅建士だけに限らず、司法書士や社労士などの資格試験対策も幅広く手がけているオンライン予備校です。
これからも増えるAI模試に対し、試験問題を作成する側はどうする?
サイトビジットによると、今後は宅建士以外でもAI模試を導入していくとのこと。
また、やがてきっと今後は資格スクエアに追随する企業が現れてくるでしょう。
それに伴ってAIの精度もますます向上していくので、近い将来にはAI模試を受けることじたいが実質的な予備試験のようになるかもしれませんね。
一方、試験問題を作る側は問題を予想されにくくするため、AI模試が広まってきた段階で試験問題の傾向を変えたり、さらには試験制度を根本的に改革する可能性もあります。
もしそうなると、新制度で試験を受けなければいけなくなった受験生の負担が一気に増してしまうので、もし宅建士をはじめとする資格試験を受験するつもりなら今のうちに勉強を始めておくに越したことはないでしょう。
AI模試のフロントランナーとして紹介しましたが、資格スクエアには他にも特許取得済みの人工知能型サポートサービス「脳科学ラーニング」や、スマホさえあればいつでもどこでもオンラインで受講できる低価格の講義動画が用意されています。
AI模試「未来問」のアドバンテージがあるうちに勉強を終わらせて、さくっと合格しちゃいましょう!
まとめ
過去のデータからパターンを見つけ出すのはAIが得意中の得意とするところ。
今回ご紹介した「未来問」は資格試験対策のスタンダードになるかもしれません。
ただし、AI模試は問題作成者とのいたちごっこのスタートになるかもしれませんので、使うなら早いもの勝ち。
この記事が宅建士をはじめとする資格試験クリアを目指すあなたの参考になれば幸いです。