国内旅行に行って楽しんだ翌月、クレジットカードの請求をみて顔から血の気が引いた・・という経験のある人は私だけではないでしょう。
そこで今回も同じ轍を踏まないよう、事前に費用の見通しをたててみました。
また、要所要所で使える「節約のコツ」も一緒にご紹介してみたいと思います。
行き先は北海道。4人家族で典型的な札幌3泊4日を想定しています。
結論を先取りすると、予算の試算結果は1名約7.5万円くらい。
同じように旅行の計画を立てる方や、次こそは予算内に収める!という意気込み(?)のある方の参考になれば幸いです。
◇目次
札幌への家族旅行、主な予算の構成は?
まず最初に、何にお金がかかるのかをざくっとまとめておきましょう。
主に以下のような項目が挙げられますね。
- 航空券代
- ホテル代
- 食費
- 交通費(電車・バスなど)
- 観光・レジャー代
- おみやげ代
とりあえずこの6項目さえ押さえておけば、大きな漏れはありません。
ここからはそれぞれの項目についての相場を見ていきます。
札幌行きの航空券の相場は?
今でこそ函館まで新幹線が開通しましたが、さすがにそこから車やローカル線で札幌まで行く方は少ないでしょう。
なので、ここではもう「札幌には飛行機で行くもの」といういささか乱暴な前提に立ちます。
羽田-新千歳空港の片道運賃はこんな感じでした。
※10月中旬で試算。当然、シーズンごとの変動がありますので参考まで。
JAL:約36,000円~約43,000円
ANA:約36,000円~約44,000円
AIR DO:約32,000円~約44,000円
スカイマーク:約21,000円~約45,000円
ジェットスター:約10,000円~約24,000円
※JALとANAは普通運賃です。
最高値のJALおよびANAと最安値のジェットスターでは一人当たり2万円以上の差になりました。
とはいうものの、LCCを利用したことがある方はよく知っているとおり、こまごまとした追加料金がかかってきます。
- 手荷物を預けると追加料金
- 機内食が有料
- 席を変えるのも有料
などなど、結局全部ひっくるめて考えたらJALやANAと変わらなかった・・・なんてこともありますよね。
そもそもジェットスターは成田発着ですし。
(考え方しだいですが)私の個人的な感覚では、必要経費と割り切ってJALやANAの安いチケットを探した方がよっぽど気楽だと思います。
支払いには航空会社のカードを使えばマイルやポイントも貯まりますしね。
JALやANAのチケットはいろいろな割引がありますし、時間帯や時期によって航空会社を混ぜた方が安くなる場合もあるのでキリがありません。
何にしてもこの辺は
- 「とにかく早く予約する」
- 「いくつか予約サイトを見て回る」
というほうがもっともラクですし効果も高いのでおススメです。
おすすめしたい航空券予約サイト
航空券の予約サイトもあまり多いと消耗するばかりなので、せいぜい2つか3つくらいが限界。
感覚的に使いやすいのは以下です。
【Skyscanner】
私はいつもこのSkyscannerを最初に使っています。
入力項目も少ないし何よりパッと見て何をすればいいかすぐわかるサイト設計が気に入ってます。
【Expedia】
上のSkyscannerでいいのが出てこなかったり、もうちょっと安くならないかな・・というときの対抗馬として使います。
札幌周辺、ホテル代の相場は
次に大きな割合を占めるのがホテル代。
最近はインバウンド需要の高まりもあって、一昔前よりも格段にホテル代が上がっています。
観光立国になるのはいいんですけど、肝心の日本人が割を食うのは困りますね。
ホテルはピンからキリまでありますし、こだわりだすともう収拾がつかないのですが、平均値としては4人家族で1泊3万円前後(一人当たり7,500円)といったところ。
参考までに、1名から3名の場合も載せておきますね。
1名1室:10,000円前後
2名1室:8,000円前後
3名1室:7,000円前後
なんで3名より4名のほうが1人あたりの単価が上がるの?と気になりますよね。
そもそも家族連れで旅行に来る人が多い(=需要がある)ので、ホテル側もそこを見越して料金設定しているからです。
ちなみに、ホテルを取るときには予算との兼ね合いで多少妥協しなければいけないときもありますよね。
ですが、個人的に絶対妥協してはいけないと思うポイントは「禁煙・喫煙」の区別です。
私はタバコを喫わないのですが、一回、まあいいやと思って一つだけ残った喫煙OKの部屋に泊まったことがあります。
結果は一言でいうと
「最悪」
でした。
部屋にあったファブリーズを半分くらい使って消臭しても、近くのコンビニで脱臭剤を買ってきてもダメ。
なぜか最後は風邪でもないのにマスクをして眠る羽目になったので、たばこを喫わない人やお子さん連れは絶対にここだけは守ることをおススメします。
ホテル予約サイトのおすすめ
航空券と同じように、ホテル比較もしてみるほうがいいですが、やりすぎは禁物。
こちらもせいぜい3つまでにしておきましょう。
【Booking.com】
数の多さと見やすさに定評があります。
海外のサイトなので、意外と日本人はみていないのもメリットですよ。
また、口コミがとても正直なので読んでおくとけっこう役に立ちます。
【Agoda】
Booking.comよりもマイナーですが、掘り出し物を見つけたいならこっちも併用すると〇。
【じゃらん】
やっぱり日本のサイトで探すのが一番!という方には最もポピュラーなじゃらんでしょう。
リクルートグループの安心感は外には代えがたいものがありますね。
何より見慣れているのがいいですし、2%のポイント還元もあります。
札幌に行ったら外せない!ご当地グルメの相場は
北海道に何をしにいくって、美味しいものを食べるに決まってますよね。
私は必ず体重を1,2kg落としてから行くことを目標にしているくらいです笑
さて、食べれば食べるほど、お腹の肉は増える一方、お財布は順調にやせていきます。
特に家族で旅行すると意外に出費がかさむのでしっかり予算取りしておきましょう。
1人前の目安はこんな感じです。
札幌ラーメン:800円前後
ジンギスカン:1,500円前後
ウニ丼・イクラ丼:2,000円前後
スープカレー:1,000円前後
カニ:2,000~3,000円前後
当然、夕食でお酒を飲んだらもっとかかりますよね。
4人家族なら1回の夕食で8,000円から1万円の出費を覚悟しておいた方がいいでしょう。
夕食代の負担を少しでも軽くするのにお勧めしたいのが、誰でも知っている食べログです。
あまり知られてないのですが、「食べログ」には予約するとTポイントが貯まるお店がけっこうたくさんあります。
これ、別に旅行に行くときに使ってもまったく問題ありません。
ガイドブックに載っているようなお店もたくさん食べログに掲載されていますので、気になるお店があったら「食べログ」も確認するとTポイントが貯まってオトクです。
また、今すでに貯まったポイントも使えることがあるので、必ず調べるクセをつけておくといいですよ。
札幌旅行中の交通費の目安は
札幌は地下鉄も発達していて、市内はそれで事足りる場合がほとんどです。
あた、東京ではほとんど見かけなくなった路面電車も一度は乗ってみたいですよね。
地下鉄料金:初乗り200円~最大370円
路面電車:200円
バス:100円(都心内100円バス)
ちなみに、札幌市内はSuicaやICOCA、PASMOといったICカードはほとんどが使えますので、忘れずにもっていきましょう。
また、真冬の大雪の時期でなければ、レンタカーを使うのもありですね。
別に北海道だから料金が高いわけでもなく、1,300ccのコンパクトカーならせいぜい1日7,000円から8,000円といったところです。
札幌の主な観光スポットではいくらかかる?
市内に見どころが多いのも札幌のいいところ。
特に多くの人が行く(というか、自分が行きたい)観光スポットの料金をまとめてみます。
円山動物園:大人600円、中学生以下無料
羊ケ丘展望台:大人520円、小中学生300円
白い恋人パーク:高校生以上600円、小中学生300円
サッポロガーデンパーク:大人500円、中学生以上19歳未満300円
(プレミアムツアー)
基本的にはリーズナブルな価格のところばかり。
むしろお土産などのほうが高くつくかもしれませんね。
もちろん、北海道大学や札幌時計台、藻岩山など、無料のところもいっぱいあるので、予算に応じてそちらに行ってもいいかなと。
札幌みやげはいくらかかる?
旅の最後を締めくくるのがおみやげ探しですね。
私は荷物がかさばるのがイヤなので、いつも空港でまとめ買いしてしまいます。
典型的な「ザ・札幌みやげ」をいくつかピックアップしてみましょう。
白い恋人:9枚入り604円、12枚入り799円
じゃがポックル:18gx10袋 885円
マルセイバターサンド:10個入り1,300円
ロイズ生チョコ:オーレ(20ピース)778円
いまどき、ほとんどのお土産はAmazonや楽天でも買えてしまいますが、それを言うのは野暮ってもんでしょう。
家族4人で札幌にいったらいくら?予算見積もりの結果は
上記の情報をもとに、家族4人での3泊4日札幌旅行の予算取りをしてみました。
それがこちら。
飛行機代:約3万円×4人=約12万円
ホテル代:約3万円×3泊=約9万円
食費:約1.5万円×3泊+約4.5万円
交通費:約1万円
観光・レジャー:約3万円
合計:約29.5万円
ということで、一人あたり約7.5万円といった予算感です。
早期割引やポイントをうまく使ってちょっとでも回収したいところですね。
まとめ
家族4人の札幌観光を例に、国内旅行の予算取りの基本的なやり方と、節約のポイントをまとめてみました。
やはり基本は大きな割合を占める航空券とホテルでどこまでコストカットできるかによるでしょう。
ただ、食費なんかもうまくやればそれなりにトクすることもできます。
万全の準備で楽しい旅行にしたいですよね。