みなさんこんにちは。
ビットコインをはじめとする仮想通貨は最近相場が高騰するばかりですね。
あー、あのとき買っておけばよかったー、と歯ぎしりしていませんか?
でも、ここで頭に血が上ってお金を突っ込むのは市場の思うツボ。
行ってしまったバスはあきらめて、違うバスに他人よりも先に乗り込めばいいんです。
ということで、今回はポスト・ビットコイン時代を見据えた投資先を探してみました。
この記事を読んで、10年後「あのとき買っておいてよかった!」と一緒に笑いましょう!
◇目次
次に有望な投資とそのシンプルな理由
次回くやしい思いをしないように今いろいろ調べている中で有望だなと思うのは、再生可能エネルギーへの投資です。
理由はシンプルで、
「政府による補助金があり、国家として成功させる気がある」ものだから。
これはさらに3つの要素に分解できます。
(1) お金の「大きな流れ」に乗れる
まず、最近の株高が多分に日銀によるETF買い支えによって起きていることや、世界各国がソブリンファンドによる運用を活発化させていることからもわかるように、最近の経済・金融環境は政府によって支えられているところが大きいです。
そういう意味で、再生可能エネルギーは政府がどこにお金を振り向けるかという「大きな流れ」に乗れる投資だと言えるでしょう。
(2) 国家の威信がかかっている
次に、政府(官僚)の常として、やりはじめたことは失敗させてはいけない、という慣性の法則が働くことも有利に働きます。
失敗するとだれかが責任を取らされることになりますから、意地でも成功させようとするでしょう。
そのため、急に再生エネルギーが不況業種になるとも考えづらいですね。
(3) キャッシュフローが安定している
最後に、再生可能エネルギーに対する補助金というのは非常に安定的なキャッシュフローです。
ビジネスはなんでもそうですが、お金が流れてこなくなった時点で終了。
そこに政府が自らお金を流すよ、といっているのですから、それに乗らない手はないわけです。
再生エネルギー投資とソーシャルレンディングはめちゃくちゃ相性がいい
じゃあ、どうやって再生エネルギーに投資しようか、という話になりますね。
私は太陽光発電は自分で投資していますが、さすがにこれを10箇所も20箇所も設置するのは資金的にもしんどいです。
それに、再生可能エネルギーも別に太陽光だけでなくて、風力発電もあればバイオマスや地熱など、いろいろなバリエーションがあります。
投資の基本はポートフォリオ構築ですから、そうした他のエネルギー源にも資金を配分したいもの。
そうなると、一番いいのがソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングで再生可能エネルギー投資するメリット
ソーシャルレンディングと聞いて、イメージわきますか?
ソーシャルレンディングというのは、簡単に言うと、
「お金を借りたい人と貸したい人を、インターネットを通じて直接結びつける仕組み」
です。下の図をご覧ください。
(画像出典:グリーンインフラファンディング)
よく似た言葉に「クラウドファンディング」というのがありますが、こちらはあくまでお金を集めたい人に対する寄付です。
それに対して、ソーシャルレンディングはあくまで貸し付け。
なので、利息をつけてお金を返してもらうことになるのが大きな違いです。
案件の数が多く、投資したいものを選びやすい
ソーシャルレンディングの最もいいところは、お金を貸す選択肢が多いところです。
先ほども述べたとおり、投資の基本はポートフォリオ構築。
であればいろいろな投資対象があったほうがいいですし、
同じ太陽光発電でも地域が違ったほうがリスクが分散できていいですよね。
一方で、再生可能エネルギーに投資できる投資信託のファンドのうち、上場しているのは2017年11月現在、わずか4本。
しかもほとんどが太陽光に偏っています。
小口での投資がしやすい
ソーシャルレンディングは、小さいところだと1口1万円から投資が可能。
ですので、ちょっとはじめから大きい額を投資するのは怖いな・・・と思う人にも便利です。
一方、インフラファンドと呼ばれる、再生可能エネルギーなどへ投資する投資信託の場合、口数あたりの投資金額はもっと大きくなります。
たとえば、上場しているインフラファンドの「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」の1口当たりの金額は97,900円。(※2017.11現在)
ソーシャルレンディングの10倍くらいします。10口買ったらもう100万円近いお金ですね。
値動きを気にしなくていい
あくまで資金の貸し付けであるソーシャルレンディングには、投資信託や株式、あるいは仮想通貨などと違って、日々の値動きがありません。
従って、今日は何%上がった、下がったとハラハラドキドキすることもなし。
つい値動きが気になって何度も証券会社の画面をチェックしてしまい、仕事が手につかない・・・なんていうことも心配しなくてよいのです。
おすすめのソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングをやっている会社はいくつかありますが、ポイントとしては
・できるだけ小口で投資できる
・太陽光だけでなく、さまざまな再生可能エネルギーに投資できる
・ファンド組成、返済の実績が多い
というところ。
こうしたことを加味して、おススメできるのは以下2つの業者です。
(1) グリーンインフラレンディング
・最低投資単位:5万円
・主な投資対象:太陽光発電、バイオマス発電、水力発電、小型風力発電
・完済額:約9.2億円(同社HP「返済実績一覧」より。2017.11現在)
・ファンド組成数:602件(同社HP「ローンファンド一覧」より。2017.11現在)
2016.7創業の若い会社ですが、2017.11現在で成立ローン総額は105億円を超えています。
再生可能エネルギーを扱う中でも特にバリエーションが豊かなところがポイントです。
ファンドの利回りは10%台のものが多く、リターンはソーシャルレンディングのなかでも高いほうです。
反面、投資期間が長めで、その間資金がロックされるので注意が必要。また最低投資単位が5万円と少し高めです。
すでにある程度投資経験があり、余裕資金も比較的ある方に向いていると言えます。
(2) クラウドバンク
・最低投資単位:1万円
・主な投資対象:太陽光発電、バイオマス発電、風力発電
・償還済み資金:約154億円(2017.11現在)
・ファンド組成数:749件(同社HP「すべてのファンドの一覧」より。2017.11現在)
実は私も口座開設をしたところ。投資が本格的に始まったらまた適宜状況を記事にしたいと思います。
こちらは、投資対象が少しグリーンインフラレンディングより狭いですが、同社よりも古くから存在する会社であり、実績もその分あると言えます。累計の応募金額は2017.11現在で約217億円。
投資最低金額は1万円から。利回りは6%台とグリーンインフラレンディングよりは低めです。これは運用期間が短いことも一因。
その分資金の回転は速いので、少額で始めて勉強してみたい、という初心者の方に向いていると言えるでしょう。
投資はリスクがつきもの。ソーシャルレンディングの注意点
言うまでもないと思いますが、ソーシャルレンディングも投資ですので、リスクがあります。
以下、主なものを挙げてみます。
(1) システムやルールに関するリスク
そもそもソーシャルレンディング自体が新しい仕組みなので、システムやルール整備が追いついていない点で一定のリスクがあることは認識しておきましょう。たとえば、上記のクラウドバンクも以前行政処分の対象になっています。
(2) 融資先の返済不能に関するリスク
これは別にソーシャルレンディングに限った話でもないですが、貸し付けである以上、お金を貸した先が倒産するなどしてお金が返ってこない場合もあります。
実際、ManeoやSBIソーシャルレンディングといった業者の組成したファンドでは融資の返済が遅延したというケースもあります。
ただ、これはよくよく調べてみると以前こうした会社が個人向けの貸し出しを行っていた時代の話。
今は企業にしか貸し出していないようなので、そういう意味では多少安全性は高まったといえるでしょう。
(3) 事業者そのものの倒産リスク
融資先ではなくて、ソーシャルレンディングを行っている事業者そのものが倒産してしまうというリスクもあります。
ですので、業者を選ぶときには資本金や設立からの年数などを確認し、しっかりしたところを選ぶようにしましょう。
ここで紹介している業者はいずれも大手なので、そういった意味では安心感があります。
また、リスクではないですが、ソーシャルレンディングは短期の融資が多く、また基本的に単利での貸し付けです。
そのため、利息の複利効果はありません。
なので、ずっとお金を貸したままにして、利息が利息を生むような運用はしづらいということ。
そうした特徴も頭に入れて資金を配分しましょう。
まとめ
日本の将来のエネルギー源である再生可能エネルギーへの投資。
なんだか、日本の未来を間接的に支えているようでもあり誇らしいですね。
また、成長分野であることや、ソーシャルレンディングの利回りの高さも魅力。
ただ利回りが高い分、それなりリスクがあるのは当然といえば当然です。
個人的には、余裕資金だけを少しずつまわすのがお勧めです。
本記事が、これから投資先を探そうとしている皆さんのお役に立てば幸いです。
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本日は以上です。最後までお読みいただきどうもありがとうございました!
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